2010年08月28日

内定したら読む本。

こちらも地元の図書館から。


新訂 内定したら読む本ー社会人としての自分を仕立てる24章  (Nanaブックス)

新訂 内定したら読む本ー社会人としての自分を仕立てる24章  (Nanaブックス)

  • 作者: 楢木 望
  • 出版社/メーカー: ナナ・コーポレート・コミュニケーション
  • 発売日: 2010/06/25
  • メディア: 単行本




最近、企業様の採用関係の原稿の執筆を依頼されることが多いんですが、

その中で少なからず顔を合わせるのが、採用試験という難関を突破して内定を獲得した学生さんたち。

僕らの時代も「超・氷河期」と呼ばれていましたが、今はそれに匹敵するぐらいの厳しい就職戦線が続いているようで、

何年か前の内定者の学生さんたちとは、だいぶ意識が違うな〜と実感します。

就職活動自体も早くから始めていますし、活動に対する積極性もかなり違っています。


ただ、なんとなく感じるのは、就職活動をあまりに頑張りすぎて、「入社後に息切れしちゃうんじゃないかな?」という一抹の不安。

例えば、結婚式をクライマックスを持ってきてしまい、さて、その後の結婚生活はどうしよう?となってしまうのと一緒で、

やっぱり「内定」はあくまで「スタートライン」という意識を持っていないと、その後の本人の成長にとってもマイナスになってしまうんじゃないかな〜と思います。

で、そんな想いを抱えながら手に取ってみたのがこの一冊。

そのまま、ずばり「内定したら読む本」です。


本の中身は、新入社員としての心構え的な内容が多いんですが、

入社前にこれを知っておけばよかったな〜」と思う社会人の方も、きっと少なからずいるんじゃないかな〜と思います。

個人的に注目したのが、『会社は「自営業者」を求める』という項目。

実は先日、テレビ東京『カンブリア宮殿』に出演していたユニクロ・柳井さんも同じことを言っていました。

「自営業者」。

きっと、「『会社におんぶにだっこ』な社員はいらない」という明確な意思表示なんでしょうね。自らアクションを起こし、仕事を作り出していくような人でないと、これからは必要なくなってくるのかもしれません。安い人件費を求めていくらでも世界に出ていける時代ですから。

でも、そうなると、そもそも最初から自営業者を目指せばいいわけで、あえて「サラリーマンになるべき、会社員であるべき理由」がないような気もしてしまいますが。。。

まあ、そこらへんは価値観の問題かもしれませんが、ともあれ、「会社という組織の仕組み」から、「上司からの飲みの誘いは断ってもいいのか?」といったものまで、多岐にわたるトピックについて書かれているので、読んでみてソンはない一冊かなと思います。


先輩社会人としてアドバイスするなら、目下、上司や取引先との飲みを断る最良の手段は、「すみません! 今日、この後クルマなんで…」だと思いますが(笑)

posted by もっぴ at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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