2010年11月17日

マネー・ボール。

いや〜、これは面白い! 今までなんで読まなかったんだろ。


マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男

マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男

  • 作者: マイケル・ルイス
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2004/03/18
  • メディア: 単行本




たぶん野球ファンの方には、あえて語るまでもない作品だと思うんですが、大リーグの中で最も資金的に恵まれていない球団の一つだった貧乏球団・アスレチックスを、

限られた予算の中で効率的に有望な選手を獲得することで、常勝軍団へと作り変えたカリスマゼネラルマネジャーにスポットをあてた一冊。

最近、スポーツライター的な仕事はとんとご無沙汰ですが、この本を読む前と後では、野球に対する見方もだいぶ変わるような気がして、

改めて「野球って奥が深いな〜」なんて考えさせられたりします。

この本に登場するゼネラルマネジャー・ビリービーンが、選手を獲得する際に注目するのは、ちょっと変わった成績です。

例えば、出塁率、四球、長打率など。

守備に関する数値はバッサリ切り捨てていますし、

盗塁数に至っては、アウトになる危険を冒す行為であると捉えて、マイナスの要素に上げているぐらい。

本当にユニークな着眼点だな〜と感心します。

優勝までの道筋を、具体的な勝利数で表現したり、その勝利数のためには、どれぐらい得点し、どれぐらいの失点に収めればいいのかを分析したり。

ビジネスにも応用できそうなアプローチがたくさん含まれているような気がします。

野球好き、論理的な思考が好きな方には、とても面白い本だと思いますね。



…まあ、僕が、基本的に野球好きだからかもしれませんが。。。

posted by もっぴ at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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