2010年11月24日

生き方。

タイトルを見て、相方に苦笑いされました。。。

生き方―人間として一番大切なこと [単行本] / 稲盛 和夫 (著); サンマーク出版 (刊)

確かに、内容を知らずしてこれを真剣に読んでいる友人がいたら、「大丈夫? 何か悩みでもあるの?」と思わず声をかけたくなってしまう。それぐらいストレートなタイトルの一冊。

サンマーク出版の『生き方』。このブログにも何度が登場しましたが、京セラの創業者にして、現在はJALの再生請負人でもある、稲盛和夫氏が書いた本です。

生き方。

あまりに漠然とし過ぎていて、普段あまり考えたこともないトピックだと思いますが、

改めて思い返してみると、「じゃあどんな生き方がいいのか?」って難しい命題ですよね。

そんな人生のテーマともいうべき難題に、稲盛さんが丁寧に答えを与えてくれています。


・努力を重ねれば平凡は非凡に変わる

・現場で汗をかかないと何事も身につかない

・つねに内省せよ、人格を磨くことを忘れるな

・どんなときも「ありがとう」といえる準備をしておく

・「他を利する」ところにビジネスの原点がある


などなど、タイトルを拾っただけでも、思い当たる節がある方も多いのではないでしょうか?

全般的に稲盛さんの宗教観とも繋がる部分が多く、その当たりはやや好みが分かれる部分かもしれませんが、

単なる小手先のテクニック論ではなく、社会人としての「心構え」を説くような、より人間の本質に訴えかける内容になっています。

結局は「努力」「誠実」といった当たり前のことが継続できるかどうか。それが一番なんだなと改めて感じさせられる一冊です。

仕事や日々の暮らしに疲れた時、パラパラと読んでみるといい本かもしれませんね。

posted by もっぴ at 05:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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