![新訂 孫子 (岩波文庫) [文庫] / 金谷 治 (翻訳); 岩波書店 (刊) 新訂 孫子 (岩波文庫) [文庫] / 金谷 治 (翻訳); 岩波書店 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/418CE1APFKL._SL160_.jpg)
『孫子』といえば、ビジネスシーンでも『孫子の兵法』として、さまざまな解説がなされていることで有名ですが、
できるだけ原文に近いものを当たった方がいいのでは?と思いながら、図書館で岩波文庫の『孫子』を手に取ってみました。
それにしても、いや〜、深い。深すぎる! 僕みたいな凡人には、ちょっと異次元な感じさえ漂わせるほどの「底なし沼」ですが、
こういう内容だからこそ、世代を問わず、悠久の時を越えて読み継がれるんだな〜としみじみ。
なんだか「野球」に例えてしまって恐縮ですが、
例えば、ダイビングキャッチでピンチを救うファインプレーは「スゴイ!」と賞賛されますが、実のところ、打者のクセやデータをきちんと把握し、打球が飛んでくるであろう位置を事前に予測することで、なんなくキャッチすることがスゴイいことだったりする。
孫子の「戦わずして勝つ」という哲学の中には、そんな「見えない部分こそが大事」というマイントが折り込まれていて、本当にいろんなことが学べるんじゃないかな〜と思います。
…と、僕の浅はかな解説を見てもらうより、実際に『孫子』の内容に触れてもらうのが一番。
ちょっと、いや、かなり難解な気もしますが、それだけに、どれだけでも「自分色」に解説できちゃうのが良い部分でもあったりしますので(笑)、ぜひ一度手にとってみてはいかがでしょうか?