2011年02月28日

競争の作法。

読書の更新がとんとご無沙汰でしたが、

最近読んだビジネス書の一冊をご紹介しようかな、と。

競争の作法 いかに働き、投資するか (ちくま新書) [新書] / 齊藤 誠 (著); 筑摩書房 (刊)

昨年、エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10の第1位に選ばれた!

…という帯に惹かれて、仕事の移動中に読もうと購入したのがこの『競争の作法』。

一橋大学大学院の教授の方が書かれた一冊のようですが、

これが実に面白い!


「デフレ」だの「円高」だの、経済分野に明るくない一般の人の間でも、

いろんな経済用語が飛び交う昨今ですが、

そんな日本を取り巻く経済状況を、

具体的な数字を用いて分かりやすく解説してくれています。


なんでも、本書によれば、最近の円高は、

実質的には決して「円高」ではなく、むしろまだまだ「円安」なんだとか。



日本経済の現況を決して明るいものではないと書きながらも、

「一人一人、今直面する課題を丁寧に考えていくことから道は開けるのでないだろうか」と、

著者の方は語っておりますが、

結局、目の前のことを愚直にこなしていくこと、

競争社会と真正面から向き合い、努力を続けていくことが大切なのかな、と。


そんな風に改めて感じさせられた一冊でした。

posted by もっぴ at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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