やっぱりお札のなる方というのは。
皆さんもご存知…ですよね? 誰もが大好き!?諭吉さん、福澤諭吉の『学問のすすめ』を、『声に出して読みたい日本語』などで有名な齊藤孝氏が訳した『現代語訳 学問のすすめ』です。
実はお恥ずかしながら、今まできちんと『学問のすすめ』を読んだことがなかったんですが、その内容たるや、本当に納得させられることの連続!
流行りのビジネス書や自己啓発本を読むよりも、こうした古典的な名著を熟読する方が、よっぽとタメになるなぁ〜と改めて感じさせられました。
また、この「現代語訳」がなんとも絶妙で、おそらく原文はもっと難解なんでしょうが、訳のおかげでスラスラと読んでしまえるのが良い感じです。
実用性のない学問ではなく、普通の生活に役立つ実学を学べと説いていたり、
経済的にも、精神的にも「独立」することの大切さを述べていたり。
日本の政治について語っている部分なんかは、
明治初期に書かれたものとは思えないぐらい、
今の政治のあり方に通じる部分があったりします。
今年の「マイ・ベスト・ビジネス書」の候補になりそうな一冊です。
2011年06月26日
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