2011年06月26日

学問のすすめ。

やっぱりお札のなる方というのは。

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書) [新書] / 福澤 諭吉 (著); 斎藤 孝 (翻訳); 筑摩書房 (刊)

皆さんもご存知…ですよね? 誰もが大好き!?諭吉さん、福澤諭吉の『学問のすすめ』を、『声に出して読みたい日本語』などで有名な齊藤孝氏が訳した『現代語訳 学問のすすめ』です。

実はお恥ずかしながら、今まできちんと『学問のすすめ』を読んだことがなかったんですが、その内容たるや、本当に納得させられることの連続!

流行りのビジネス書や自己啓発本を読むよりも、こうした古典的な名著を熟読する方が、よっぽとタメになるなぁ〜と改めて感じさせられました。

また、この「現代語訳」がなんとも絶妙で、おそらく原文はもっと難解なんでしょうが、訳のおかげでスラスラと読んでしまえるのが良い感じです。


実用性のない学問ではなく、普通の生活に役立つ実学を学べと説いていたり、

経済的にも、精神的にも「独立」することの大切さを述べていたり。


日本の政治について語っている部分なんかは、

明治初期に書かれたものとは思えないぐらい、

今の政治のあり方に通じる部分があったりします。



今年の「マイ・ベスト・ビジネス書」の候補になりそうな一冊です。

posted by もっぴ at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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