![もう怒らない!これだけで子どもが変わる魔法の“ひと言” [単行本] / 若松 亜紀 (著); 学陽書房 (刊) もう怒らない!これだけで子どもが変わる魔法の“ひと言” [単行本] / 若松 亜紀 (著); 学陽書房 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51GPP8KZ0YL._SL160_.jpg)
今年の前半は仕事に没頭しすぎて、子育てに主体的に取り組めていなかったなぁ〜なんて反省をしながら、ふと図書館で見つけて「衝動借り」した一冊。
若松亜紀さんの『もう怒らない!これだけで子どもが変わる魔法の“ひと言”』(学陽書房)です。
その後、メディアでもお勧めされていたりして、そこそこ注目されている本みたいですね。
プロフィールによれば、著者の若松さんは、私立の幼稚園に勤務後、出産・子育てを経て、子育てサロンをオープンし、講演やセミナーなども開催されている方のようです。
で、本の中身は?というと、育児について難しい理論を振りかざすのではなく、「こんな風に声を掛けたら子供が変わった」という具体的な事例を紹介しながら、決して押しつけにならないように優しく「こうしたらどう?」と諭してくれる内容になっています。
イラストや四コマ漫画を使ったかわいらしい体裁になっているので、きっと「ママ向けのガイド」なんだと思いますが、子供との接し方に悩むパパにもなかなかお勧めだと思います。
例えば、
・「早く!」というと焦るだけ。「ゆっくりでいいよ」と声を掛けるといい。
・やらされ感のある「…しなさい!」より、一緒に「…しよう!」と話してみる。
・何事もなかなか決められない子には、「●と×、どっちにする」と選択肢を示してあげる。
・「自分目線」ではなく、子供たちに寄り添った「相手目線」で伝えてあげる
…などなど。一つひとつエピソードが5〜6ページぐらいで簡単にまとめられているので、パラパラとめくって気になった部分から実践してみるのもいいかもしれません。
子どもと接する時に役立ちそうなのはもちろんですが、読み進めていくと、なんだか大人とのコミュニケーションにも役立ちそうな感じがしてくるのが不思議。
結局、「相手の事を考える」という意味では、子供と接するのも、大人と接するのも、基本は同じということなんでしょうね。
○○ちゃん、○○しなさい、でなく、
○○ちゃんが○○すると、ママ(私)はうれしいな、と。
おもちゃを片付けなさい、しっかり食べなさい、一人で着替えなさい……。
これ、簡単に実践できますよね。いや、言うは易く、行うは…です。
実践してみます…、
といいながら、つい「しなさい」って言っちゃうんですよね(笑)