![予想どおりに不合理[増補版] [ペーパーバック] / ダン アリエリー, Dan Ariely (著); 熊谷 淳子 (翻訳); 早川書房 (刊) 予想どおりに不合理[増補版] [ペーパーバック] / ダン アリエリー, Dan Ariely (著); 熊谷 淳子 (翻訳); 早川書房 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51QG0x4bHhL._SL160_.jpg)
最近、個人的にはまっている「行動経済学」について書かれた本のひとつ、ダン アリエリー著『予想どおりに不合理』(早川書房)です。
本来、経済学とは、「合理的に動く人間」を想定しているわけですが、実際、人の行動を観察してみると、そんなに合理的なものばかりではありません。
この本では、そんな「人が非合理に動く事例」を数多く紹介していますが、その中には、ビジネスにそのまま応用できるネタもたくさんあります。
例えば、(ちょっと本の中身とは違いますが…)
とある飲食店に、600円と800円のメニューが並んでいるとします。
店主とすれば、利益を考えると800円のメニューを注文してほしい。でも、実際にはなかなか800円の方を注文してもらえない。
そんな時は、より高いメニュー、例えば1000円のメニューを追加してみる。
それだけで、ぐっと800円のメニューを注文してもらえる確率が高くなるそうです。
…とまあ、こんな、思わずへぇ〜と言いたくなるようなネタがいっぱいでして、
なかには、合コンには、自分よりも少しだけ不細工なぐらいの人を連れていくと、自分の魅力がアップしてみえる、なんていう「明日にも使えそうな恋愛高等テク」も!(笑)
単なる筆者の主張や経験則ではなく、きちんとした統計や実験に基づいたものばかりのようですし、、
この手のトピックがお好きな方はもちろん、そうでない方も興味深く読める一冊だと思います!
これ、「松竹梅戦略」というらしいですよ。いまボクが命名しました(w)。安売りメガネ店の価格戦略も、そうですよね。
そうです! まさしく「松竹梅」。なんとなく「じゃあ竹で」と言いたくなっちゃう。
やっているとこ、結構多いですよね。