2011年09月18日

シェア。

何でもシェアしたら、世界はどうなるでしょう?

シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略 [ハードカバー] / レイチェル・ボッツマン, ルー・ロジャース (著); 小林 弘人 (監修); 関 美和 (翻訳); 日本放送出版協会 (刊)

ちょっと前に話題になった『シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略』(日本放送出版)です。

なんでもアメリカでは、日本なんかよりもずっとシェアの文化が広がりを見せているようで、

ネットを使った個人間の貸し借りなども、普段の生活にだいぶ浸透してきているみたいです。

確かに、ずっと押し入れの中に眠っている「持っておきたいけど、普段使わないもの」ってたくさんありますよね。

そんなものを手軽に貸し出せたとしたら、もっと地球の資源を有効に活用できるような気がします。

ただこれ、ビジネスとして成立させるためには、なかなか難しいかなぁ〜と。

とりわけ日本では法律も違うでしょうし、まだまだ「所有すること」に意義がある文化のような。

最近の若い世代には、「クルマを持たない」という人が多くなってきているみたいですが、

基本的に、人々の所有欲を「シェア欲」へとパラダイムシフトさせることは、今までの産業構造を根底から覆すことになりかねないわけで、

社会構造全体を見直さないと、一部の趣味的ひろがりに終始してしまう感じがします。


まあ、昨今の政治不安、経済の停滞などを見るにつけ、

そんな「見直しの時期」に差し掛かっているとも言えるかもしれませんが。。。

posted by もっぴ at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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