![あらゆる領収書は経費で落とせる (2011-09-10T00:00:00.000) [新書] / 大村 大次郎 (著); 中央公論新社 (刊) あらゆる領収書は経費で落とせる (2011-09-10T00:00:00.000) [新書] / 大村 大次郎 (著); 中央公論新社 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41fdyl7NIsL._SL160_.jpg)
『あらゆる領収書は経費で落とせる』(中央公論新社)、元国税局職員という肩書を持つ、大村大次郎氏が書いた一冊です。
まあ、タイトル通りでないのは当然としても、本の中身は、個人事業主や中小の会社経営者の方には、なかなかに刺激的な内容じゃないかな〜と思います。
「コンビニ弁当」から、果ては「愛人手当」に至るまで(笑)
会計テクニックをきちんと理解し、それなりの方法論できちんと経費にすれば、どんな支出でも経費になりうる、というのが著者の考え方です。
すべての基本は、「事業に関する出費かどうか」という判断基準。
でも、現実問題としては、ここまで過激な方法を使うのは、ちょっと厳しいのかな、と。
あくまで、「論理の展開のしかたを学ぶ」程度の参考書に留めておいた方が無難かもしれませんね。
まあ、ガッポリ稼いでいなければ、そこまで節税に血眼になる必要もありませんし(苦笑)。
ところで、本の中には、税に関するいろんなトピックが紹介されているわけですが、
みなさん、開業医って、全く領収書が要らないってご存知でした?
なんでも、社会保険診療報酬が5000万円以下の開業医の場合、最低でも収入の7割近くが自動的に経費と認められるらしいんです。
しかも、通常の事業者なら当然に支払うべき「事業税」は、社会保険診療報酬に対応する部分が免除に!
これ、なかなかスゴイですよね…。
…やっぱり、お医者さん目指せばよかったかなぁ〜(笑)。