僕が農業をはじめたきっかけは、グルメ記事でよく「旬の野菜」という言葉を使っているのにも関わらず、「旬」というものを全く知らないと感じたから。
「旬」を感じるための実験は、いつしか「本格的な農業参入」へとシフトしていくことになりました。
それにしても、農業をはじめてみて変わったのが、食卓に並ぶ野菜の顔ぶれです。
僕が作った野菜が登場するということももちろんなんですが、それだけでなく、スーパーで購入する際にも「旬ではない野菜」を自然と手に取らなくなりました。
野菜のできる過程を体験していると、季節はずれの野菜が売り場に並んでいるのが、どうしても不自然な気がして、なかなか手が伸びないんです。
そして、やっぱり、「旬」の野菜は、安くておいしい!
情報を伝えるものとして、こうした基本的な感覚を養うための発信をもっとしていかないとな、と思う今日この頃です。
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