2012年02月29日

中村天風と「六然訓」。

先日の出張の際、電車内で読んでいた本から。

中村天風と「六然訓」 (PHP新書) [新書] / 合田 周平 (著); PHP研究所 (刊)

中村天風と「六然訓」 (PHP新書) [新書] / 合田 周平 (著); PHP研究所 (刊)

書店に立ち寄った際、「中村天風」という言葉に惹かれて手に取った一冊。どうやら、中村天風さんにかつて師事したシステム工学の専門家の方が記した解説本のようですが、

中身を見ると随所に天風さんの言葉が引用されていて、解説というよりも、なんだかダイジェスト版といった趣の本に仕上がっております。

結局、本書が気に入るかどうか?は、中村天風さんに傾倒しているかどうか?によると思うんですが、でも、著者が感銘を受けたフレーズなどが数多く紹介されているので、それを追っていくだけでも、なかなか「為になる」のではないでしょうか。


以下、そんなフレーズの中から少し。

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われわれ一人ひとりは、自己の人生のリーダーであるとともに、子供も大人も将来の社会を構築する重要な責任を負っている。さらに、現在ただ今の自分は、過去から現在の自分の「思考と行動」の結果の表れなのだ。

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反省とは、自身の人生における心の成り立ちや推移する現状を、その人の本心良心に反映させて熟考する心意気をいう。したがって反省する行為は、自発的なもので他発的ではないことが肝要である。

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 自分が病気になると、多少とも身体が痛いと病気が進んでいると思う。これが、心の革袋の塵芥なのだ。「生きているだけ、幸せだ」と、自分に言い聞かせることができるかどうかである。
 自分では、こんなに痛くて、こんなに病気がひどいのに何をいっているのだと思うが、不思議なもので、その言葉を何回も繰り返しいっているうちに、暗示作用が働いて、そういうものかと思えるようになる。

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人生は心ひとつの置きどころ。

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というわけで、この本だけでも十分に楽しめるとは思うんですけど、お時間のある方は、ぜひ一度、実際の中村天風さんの講義をまとめた本をお読みになることを強くお勧めします。

posted by もっぴ at 11:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自処超然
処人あい然
無事悠然
有事斬然
得意淡然
失意泰然

これが六然ですね。「あい」は言偏に葛。
自分のことは超然としていて、
他人には(あいぜん)優しく接し、
平時は悠々していて、
何かあると電光石火のごとく行動し、
得意のときこそ、淡然としていて、
失意のときも泰然とする。

失意泰然は、有名ですよね。以前、ある経営者をインタビュー。座右の銘を聞いたとき「しょじんあいぜんだ」と応えたのです。自分が初めて支社長に命じられたとき、当時の社長に教えられた言葉だが、自分には六つは多すぎるので、一つだけ頑張ろうと選んだ、と言っていました。

僕もこのインタビューを機会に、六然に感心を持ちました。まだ人生発展途上ですわ。
Posted by 椿事 at 2012年03月01日 11:35
椿事さん、やっぱり有名なんですね、「六然」って。。。

世の中って本当に知らないことが多い。日々勉強です、ホント。

Posted by もっぴ at 2012年03月01日 18:32
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