9名の方がお亡くなりになったようですが、
ちょうど車で東京に出張していたこともあり、
なんだか他人事のようには思えません。
どうやら老朽化が原因のようですが、
最近、建設・土木関連の会社で取材をさせてもらうと、
「今後は高速道路や橋梁の老朽化が大きな問題になる」
といった話をよく耳にします。
公共事業で新たな道路や橋を作るのはいいですが、
こうした建造物もそのうち寿命がきます。
相当な数の建造物が、メンテナンスや改修工事を必要としているのに、
公共事業の削減で建設・土木業界が縮小し、
肝心の担い手が育っていないようなのです。
聞けば、新しくモノを作るよりも、
今あるものを手直しする方がずっと難しい仕事なんだとか。
今後は、この手の崩落がどんどんと増えてきそうな気がします。
本格的な人口減少時代に突入し、
今後も国家予算に余裕が生まれることはないでしょうから、
これからは、「どの道路を残し、どの道を壊すのか」といった
“インフラの取捨選択”が必要になってくるのかもしれませんね。
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