2012年12月05日

氷山の一角。

中央自動車道で起きたトンネル崩落事故。

9名の方がお亡くなりになったようですが、

ちょうど車で東京に出張していたこともあり、

なんだか他人事のようには思えません。


どうやら老朽化が原因のようですが、

最近、建設・土木関連の会社で取材をさせてもらうと、

「今後は高速道路や橋梁の老朽化が大きな問題になる」

といった話をよく耳にします。


公共事業で新たな道路や橋を作るのはいいですが、

こうした建造物もそのうち寿命がきます。

相当な数の建造物が、メンテナンスや改修工事を必要としているのに、

公共事業の削減で建設・土木業界が縮小し、

肝心の担い手が育っていないようなのです。

聞けば、新しくモノを作るよりも、

今あるものを手直しする方がずっと難しい仕事なんだとか。

今後は、この手の崩落がどんどんと増えてきそうな気がします。


本格的な人口減少時代に突入し、

今後も国家予算に余裕が生まれることはないでしょうから、

これからは、「どの道路を残し、どの道を壊すのか」といった

“インフラの取捨選択”が必要になってくるのかもしれませんね。


posted by もっぴ at 06:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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