あらかじめ意図したわけではないのですが、当然のように話はワクチンにおよび、予防効果や副作用についてじっくり話を聞いた後の、厚労省による『子宮頸がん 接種勧めず』の発表。あまりのタイムリーさにちょっと驚きました…。
実は、女性の病気ということもあり、僕はそれほど明るくはなかったのですが、取材を機にいろいろ調べてみると、どうやら「ワクチン接種」と「定期健診」が有効な予防法のようですね。
とりわけ、定期健診がかなり効果的なんだそうな。なんでも、他のがんでは難しい「がん以前」の状態で発見でき、高い確率でがんの発症を防止できるようなのです。
ワクチン接種の話題も重要かもしれませんが、こりゃ健診の方がもっと大切かも。先進諸国ではすでに国民の約80%が健診を受けているのに比べ、日本では20%代と圧倒的に低いようです。
ワクチンの副作用は悲しい事実かもしれません。が、一方で、がんの予防が多くの命を救うこともまた真実です。悩ましい問題ですが、ワクチン問題を契機に、予防に向けた全体がしぼんでしまわないことを願うばかりです。
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