2013年09月08日

働き方。

稲盛イズムをたっぷりと。

働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」 [単行本] / 稲盛和夫 (著); 三笠書房 (刊)
働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」 [単行本] / 稲盛和夫 (著); 三笠書房 (刊)

ここのところ、あんまり読書カテゴリーの更新をしていなかったので、最近手に取ったものから少し。稲盛和夫氏の『働き方』です。

このブログでも幾度か書いていますので改めての紹介は不要かもしれませんが、稲盛氏といえば「晩節を汚すから止めておけ」と言われながらJAL再建を引き受け、見事復活に導いたことで脚光を浴びた名経営者。(そういえば、最近あんまり見ない気が…)

そんな氏の著書のひとつがこちら。最近、書店であらためて平積みにされているのを見たので、図書館で借りて読んでみた次第です。

肝心の内容は、いわゆる自己啓発本という感じでしょうかね。ベストセラーの『生き方』をもう少し仕事よりにフォーカスして焼き増ししたような内容かと。稲盛イズムにどっぷり浸かった御仁なら、あえて手にするまでもない一冊かもしれません。

それにしても、あらためて「足るを知る」「利他の心」というフレーズは心に響きますね。普段、自己啓発なんて全く興味のない相方も、「足るを知る」という言葉だけは以前からいたく共感しているほどですから(笑)。

何事も、際限なく欲するのではなく、ほどほどに今ある幸せを謳歌する心持ちでいたいものです。



…ちなみに、「足るを知る」という言葉は、相方のリクエストで僕が書にしたためて家に飾る予定です。こんな変わった家庭で育つ我が子たちは、一体どんな大人になることやら。。。

posted by もっぴ at 08:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
足るを知る、いい言葉ですよね。
京都のお寺に、知足(ちそく)の蹲(つくばい)ってあるの、ご存知ですか。

吾唯足知の四文字を、「口」を中心に十字に配しており、口の部分が水受けになっています。たしか竜安寺だったような…。

一方、うちのチビもそうですが、取り分けたケーキが大きい、小さいでケンカするのを見ると、知足を知れないのが人間の本性なのかも、だからこそ、これだけ希求されるのかも、とも思います。平井さちはどうですか?

もともと野生の本性が、だんだん人間らしくなり社会性をまとっていくということでしょうか?
Posted by 壁際椿事 at 2013年09月09日 11:18
壁際椿事さん、コメントありがとうございます!

へえ、そんなのがあるんですね。京都の竜安寺、今度近くに行く時があれば寄ってみようと思います! 

確かに知足を知れないのは、人間の本性ですよね。ただ、それを律することができれば、人間性を高めていける、ということじゃないでしょうか。

社会が右肩上がりで成長を続けている時には、欲求を満たせる人が多いからいいでしょうが、成熟社会に突入して、さらなる欲求が満たしづらくなった今、この「足るを知る」の考え方がますます重要になってくるんじゃないか、と個人的には思います。



Posted by もっぴ at 2013年09月11日 11:24
欲を律することができれば、人間性を高めていける。

確かに、その通りだと思います。
Posted by 壁際椿事 at 2013年09月12日 09:33
欲を律することができれば、人間性を高めていける。
確かに、その通りだと思います。

また、お寺は、竜安寺で正しかったです。ネットで、「吾唯足知」の画像検索すると、いっぱい出てきました。学生時代、この蹲を見たくて行ったことがあります。懐かしいな。
Posted by 壁際椿事 at 2013年09月12日 09:35
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