ん?
なんだか妙な違和感を覚えた次の瞬間、予期せぬ出来事が起きていることに気付きました。
あれ? ま、まさか、車に入れない…。
なんと、後部座席のかばんの中にスマートキーがあるにも関わらず、ドアを一旦閉めたら、自動でロックが掛かってしまったのです。しかも、ケータイや財布は、スマートキーが入ったかばんと共に、車内に取り残されたまま。「勝手にドアがしまる不具合が起こることがある」とは聞いていたんですけど、まさか、実際に我が身に降りかかるとは。。。
自分でロックを掛けたわけでもないのに、冷たい雨が降るなか、財布もケータイもない状態で、愛車から締め出されてしまったわけです。
最初はうまく事態が飲み込めず、え?え?と、ドアをガチャガチャしてみたり、キーが落ちてないかと車の下を覗きこんだりしていたのですが、ドアが開いたり、キーが発見できるわけもなく。しばらくして「これが噂の誤作動なのか…」と悟りました。
途方に暮れる――。まさしくそんな言葉がぴったりのシチュエーション。
…でも、そのまま名駅で立ちすくんでいても仕方がない。。。
というわけで、とりあえず名駅の交番へ。超渋る女性のお巡りさんになんとか頼み込み、電話を借りて嫁さんのケータイに連絡。夜遅くにも関わらず娘たちを伴って迎えに来てもらえることになり、なんとか事なきを得ました。勉強会だからまだ良かったですが、これが絶対外せない取材前だったら…と思うと、本当にゾッとします。。。
それにしても、降りしきる雨のなか、傘もなく集合場所へトボトボと歩いていき、そこへ嫁さんと娘たちが現れた時のうれしさといったら。
交番では、どうやら連絡先からの折り返しの電話を受けてくれないそうで(ホント?)、嫁さんと電話できるのは、こちらからかける一度きり。そんな状況で、代わりのカギをオフィスに取りにいってもらい、さらには嫁さんでも分かる場所を指定し、適当な時間に集合…。固定電話時代を思い出すような、なかなか貴重な体験でした。
ホントにちゃんと来てくれるかな。もし来なかったら…。そんな一抹の不安を抱くなか、お目当ての人がちゃんと現れてくれる。ちょっとした感動の瞬間でした。「ケータイ前の時代」を思い出すこんな体験も、たまにはいいものですね。
…なんて、そのためにスマートキーが誤作動を起こすなんてことは、絶対に御免こうむりたいですけど。。。
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今回の事件、2つ、改善してほしいですね。
1)スマートキーとやら。僕は車に乗らないので、そんなキーが存在するとは知りませでした。が、「誤作動」するんですか? 誤操作でなく。誤操作なら操作者のウッカリですが、誤作動だったら、製造物責任ですね。そもそも、そんな中途半端な商品を、まして安全重視の自動車で世に出していいのでしょうか。
2)警察の対応。ヒドイですね。ぼくも、18の夜、神戸で終電を逃したことがあります。交番に行ったが、取りつく島もない。とぼとぼ歩いて、40キロ以上離れた自宅に、向かいました。国道2号の一本道だから道に迷わなかったんだけど。
一人に優しくすると、皆が殺到するから、というのが警察の論理なんだろうけど、それにしてもヒドイ。
特定秘密保護法も始まったら、もっとヒドくなるんだろうね。ちくしょう、主権者は公務員でなく、国民だぞ。税金払わんぞ。怒り爆発でした。
@なんだかこの誤作動、結構有名らしくて。この車は、父所有の旧型なんですけど、新型車では改善されているみたいです。
Aですよね。なんとかならんものかと。でも、対応してくれたのが若い女の子だったので、声を荒げるのではなく、同情を誘う言葉遣いでなんとか電話だけ借りられました。
自分もうまく立ちまわれるようになったもんだ、とつくづく感じる昨今です。