最近、中小企業の社長さんに「今後は?」という質問を投げかけると、
「6年後」を強く意識されている方が多い気がします。
今から6年後といえば、そう、「東京オリンピック」の年です。
建設業界の会社さんに伺うと、今は景気が良さそうですが、
その一方で、東京五輪後の大きな反動を
とりわけ気にされている感じが伝わってきます。
過去の夏季オリンピックを見てみると、
開催まではインフラの整備が進み、景気が浮揚するものの、
その後は、ほとんどの国で景気が大幅に落ち込んでいるそうです。
最近では、アトランタ五輪だけが例外のようでして、
これを例にあげて、ある程度の経済規模を持った国なら、
それほど反動減はないのでは、という意見の人がいる一方で、
ちょうどITバブルが押し寄せていた時期で、
こちらの要因が大きいのでは、なんて分析もあるみたいです。
さて、2020年の後には、一体どんな日本が待っているのでしょうか?
誰にも未来は予測できませんが、五輪前まで景気が良くなり、
その後、2〜3年は沈むというのが大方の予想のよう。
「五輪!五輪!」と浮かれるのは開催期間ぐらいに留め、、
来るべき「五輪不況」に向けて、着々と準備をしていきたいものです。
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