
図解 使える失敗学 (図解 1) -
どうも〜、ライターの平井です。
今日はあっさり終了しよう…なんて思っていたんですけど、どうも書き始めると物足りなくなってしまうのが、フリーライターの性とでも申しましょうか。
せっかくなので、最近読んだ本のことでも少しだけ書こうかなと。
今回ご紹介するのは『図解 使える失敗学』という本です。名古屋市内での取材帰り、ふと見つけた書店に立ち寄ったところ、ビジネス書コーナーの「売上ナンバーワン!」というPOPに釣られ、…「釣られ」は失礼かな?タイトル的にも面白そうだと感じたので、その場で購入を決めて読了した1冊です。
なんでも著者の方は「失敗学」の大家らしく、東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会の元委員長をされていた方なんだそうな。…と書くと、あの事故調の!?なんて思われる人もいるとは思いますが、本の中身はなかなか興味深い内容が多くて、楽しく読ませていただきました。
人生、失敗なんて誰にでも起こるもの。もちろん失敗しないのが一番ですが、失敗しないのはなんにも挑戦していないからだ、というのが僕の持論です。ただ、失敗した時のうまい対処法というのは、誰でも知っておきたいものですよね。そんな方にベストな方法を諭してくれるのが本書かと。
僕個人の感想としては、「失敗したら、失敗を認めた上で鈍感になろう」というフレーズが刺さりました。
そして、仮に失敗に立ち向かえないときに取るべき策として、7つの方法が提示されています。
@逃げる
A他人のせいにする
Bおいしいものを食べる
Cお酒を飲む
D眠る
E気晴らしをする
F愚痴を言う
……(笑)
でもこれ、あながち笑えないな〜なんて思います、なかには失敗の責任を感じすぎてしまって、押しつぶされてしまう人が少なくないと感じるからです。特に、普段から成功し続け、失敗に対する免疫がない人ほど。
このほかにも、失敗に学ぶための姿勢や心構えみたいなことも書かれていて、日々の仕事や生活に役立つ気付きもなかなか多いかと。タイトルに「図解」とある通り、図での説明が付いた平易な内容で、とっつきやすいところもいい感じでお勧めです。