2015年01月18日

異物混入騒動に思うこと。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

どうやら最近、マックを中心として飲食業界での異物混入騒動がかなりヒートアップしている感じですね。

僕は、祖父が漬物会社を経営しておりまして、さらに父親も、食品会社から独立して惣菜屋さんを始めて…という、なにかと食に関わることが多い家の人なんですけど、この手の異物混入、当然ながら、どれだけ気を付けていてもありますよ。

もちろん、混入が発覚した時点での適切な対処は必要でしょうが、ネット叩き→マスコミ過剰反応→生産者の萎縮、というスパイラルが進むと、「クレームが怖いから、もっと異物混入しない人工的なものへ」といった具合に、本来あるべき食べ物の姿からどんどんと遠ざかっていくという、意図せざる方向へと突き進んでいく感じがします。

例えば、野菜にそんなに農薬がいるのだって、農家側というより、きれいで虫のいない野菜を好む消費者側の姿勢も一因になっているわけですし。

それに、体力のある大手食品会社や飲食企業などはいいですが、こういった流れが個人店にも飛び火していくとしたら、一回のミスが閉店に追い込む致命傷になるのでは、なんて心配します。

別にマックを擁護するつもりもないですが、「マスコミ」「食」の両方に関わるものとして、「言い過ぎ」「やり過ぎ」は、あんまりよくない気がします。

posted by もっぴ at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック