2015年09月06日

老後破産。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

今週末はなんだか乗り気なムラっ気ライターは
連続して、最近の読書遍歴から1冊ご紹介をば。

老後破産:長寿という悪夢 -
老後破産:長寿という悪夢 -

本家のテレビ番組の方も話題でしたよね。
NHKスペシャル取材班による『老後破産』です。
副題は「長寿という悪夢」。
いや、タイトルからして下手なホラーより恐怖です。。。

近頃は「国民年金では暮らしていけない」というのは、
もうすっかり浸透した感がありますが、
そんな年金と生活保護との間にできた
深い溝にはまり込んでしまい、
どうしようもなくなってしまった高齢者たちに
スポットライトを当てたテレビ番組が元になっています。

詳しくは本を見てもらえればと思いますが、
無年金を決め込んで生活してきたわけではなく、
それなりに年金を収めてきた人であっても、
老後を一人で生きていくのはこれほど辛いのかと、
なんだか気持ちがずーーんと沈んでいくこと間違いなしです。

しかも、今の高齢者はまだマシだと考えると、
10年後、20年後はどうなってしまうんだろうと
救いようのない暗澹たる思いで胸が苦しくなります。

本の中では、都会だけでなく、
田舎暮らしの高齢者の話も出てくるわけですが、
こちらは自給自足で食べ物が確保できる分だけ、
まだなんとか暮らせる印象が強いです。
一方で、お金で食料を確保しなければいけない都会の状況は、
まさしく「悲惨」というほかない感じがします。

そういう意味では、自給自足を目指す
都会の人たちの話題が最近多くなってきているのも、
なんだか自然な流れなのかな、という気がします。
実際、自分が食べる野菜を作ることって、
その気になればそんなに難しいことじゃないですし。

自分のライフラインを自分で確保するというのは、
老後の不安を和らげる意味でも、心の癒しになるのかな。


「老後の沙汰もカネ次第」
「結局、高齢者問題はお金でほとんど解決できるのです」

本の中では、こんなフレーズが出てくるわけですが、
さまざまな「老後破産」の高齢者たちの話は
まさしくそんな現実をストレートに表していると感じます。

もちろん、老後に向けた準備を怠らないことは大切。
でも、どうしようもない事態だって、おそらく起こるわけで。

生活保護は、自宅や預貯金があると受理されないのが定説だけど、
最近は、自宅があっても受けられることがあるとか、
お金がなくても大丈夫な「無料低額診療」のお話しとか、
介護保険制度の仕組みなんかも理解できたりなんかして、
「転ばぬ先の杖」の役割も担ってくれそうな一冊かと。

ちなみに、地元の図書館で借りて読みましたが、
僕の後には、すでに11人も貸出予約が入っている模様。
やっぱり関心が高いテーマなんでしょうか。

「老後破産」なんて話題が多くの人の関心事なんて、
なんだかとっても切ない気がしてならないですが…。

posted by もっぴ at 09:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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