2015年12月30日

資本主義に希望はある。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

先日のブログで「書評でも」と予告していたので、
年賀状作業の最中(まだかい!)、少し書いてみようかと。

久々のレビュー第一弾は、
あの“近代マーケティングの父”として名高い
フィリップ・コトラーさんの著書、
『資本主義に希望はある』でございます。

資本主義に希望はある―――私たちが直視すべき14の課題 -
資本主義に希望はある―――私たちが直視すべき14の課題 -

最近、ビジネス書界隈では、
なんだか「資本主義」がブームの様相を呈していて、
「脱資本主義」とか「資本主義は限界」だとか、
その手の本が色々と出版されていたりしております。

昨年から今年にかけて話題になった
ピケティの『21世紀の資本』も、
まあ、ある意味、この流れの本だったりします。
あとは『里山資本主義』関連も良く目にしますね。

ちなみに、うちの奥さんは
『21世紀の資本』というのが話題だと伝えたら、、
「どんなシフォン?」と言っておりました(苦笑)

さて、本題の『資本主義に希望はある』ですが、
『希望はある!』というよりも、
『希望はある!?』みたいなテイストでして、
コトラー大先生は、資本主義について、
14の欠点を指摘しております。

で、どんな欠点かといえば、
まあ、貧困を拡大するとか、環境を破壊するとか、
GDPの成長だけを重視しがちだとか、
今までも言われてきたことがほとんどですけど、
細かい数字なんかも織り交ぜて現状を伝えてくれていて、
興味深く読み進められる内容じゃないかなと思います。

個人的には、資本主義に勝るシステムは現状ない気がするし、
本を読んだからといって、個人の力で
どうにかなるものでは到底ないんですけど、
世の中の見方を変えるきっかけにはなるのかな、と。

なにより、マーケティングなんて、
いわば“資本主義の権化”みたいな分野の大家が、
「積極的な成長は慎重に」なんて言ってること自体が、
なかなかインパクトのある一冊だと思います。

約350ページと程よいボリューム感もありますし、
年末年始に読むには、なかなか良いのかなと。

posted by もっぴ at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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