今日は、あの人の一冊を。

「ない仕事」の作り方 -
みうらじゅんさんの『「ない仕事」の作り方』です。
帯には「一人電通」というフレーズがあるんですが、
みうらじゅんさんは、自分の仕事の進め方を、
まさしく広告代理店のそれだと語っておりまして。
「マイブーム」という言葉を作ってみたり、
「ゆるキャラ」という新たなブームを生み出してみたり。
そのほかにも、色々なジャンルを
次々と誕生させているみうらじゅんさんですが、
それらは、そもそも「ない」ものばかり。
そんな「ないもの」に名前を付け、
いろいろな仕掛けをして、世に送り出す。
それこそが、みうらじゅんさんの
仕事の基本的なスタンスなんだそうです。
本のタイトルだけ見ると、
どうやら新手のビジネス書が現れた!
・・・みたいな匂いがぷんぷん漂うわけですが、
果たして中身は?と申しますと、
やっぱり、みうらじゅん節が全開なわけで。
とことん馬鹿なことを、大真面目に突き詰めると、
こんな面白いことができるんだな〜と、感激します(笑)
(もちろんボツネタも大量にあるわけですが)
このスタンスで仕事をして、
果たしてうまくいくのか?といえば、
まあ、天才の為せる技、なんでしょうが、
なんだかちょっぴり肩の力が抜けて、
「まあ、仕事、頑張ってみるか?」と
思わせてくれるから不思議です。
未読の方は、ぜひ。