昨日は、ネットニュースを見て、
少なからずショックを受けました。
もちろん、九重親方の訃報です。
僕、というか僕らの少年世代にとって、
間違いなく「相撲」は「千代の富士」でした。
巨漢の猛者がひしめく各界にあって、
どう見ても小柄な力士が、
鍛え抜かれた体を躍動させて、
ばったばったと敵をなぎ倒していく。
そんな姿に、大して相撲ファンじゃない僕でも
胸躍るワクワク感を味わったものです。
実家のある一宮市に拠点を移す前、
僕は、ナゴヤドームの近くに
自宅兼事務所を構えていました。
今からもう10年前ぐらいになるのかなぁ。
暑い最中に行われる名古屋場所では、
名古屋市東区の徳源寺というお寺で
決まって宿舎を構える九重部屋。
当時、徒歩圏内に住んでいた僕は、
その宿舎まで足を運び、
現役の千代大海(現・佐ノ山親方)には目もくれず、
「憧れのヒーロー」の姿を追ったものでした。
それが、61歳で・・・。
昭和の薫りが徐々に消えゆく昨今。
なんだか寂しい限りですが、
この世の中は、変わりゆくものでもあります。
少年時代の思い出に浸りつつ、
ご冥福をお祈りしたいと思います。
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