今朝の日経新聞に、
『人工知能の光と影(下)
「人間の脳を超越」あり得ず』という記事を見つけ、
ちょっと思うところがありました。
最近、人工知能、いわゆるAIの話題が
テレビや雑誌やいろいろなところで
取り上げられるようになりましたね。
アラフォーの僕にとって、
はじめてAIに遭遇したのは、
『ドラゴンクエスト4』です。
途中まで自分で操作できた主人公たちが、
突如、AIという代物に自由を奪われ、
勝手に行動するもどかしさといったら・・・。
何が「ガンガンいこうぜ」だよ・・・と、
人工知能の馬鹿さ加減にホトホト呆れたものです。
それも、ゲームの味だったと言えばそれまでですが。
そこから四半世紀ほどの時を経て、
にわかに脚光を浴びているAIは、
プレイヤーたちの戦闘の自由ではなく、
今度は「仕事の自由」を奪おうとしている。
そんなSFめいた話が世間に暗雲をもたらしているわけです。
今朝読んだ新聞記事にもありましたが、
結局のところ、AIで解ける問題というのは
ある限られた分野だけのことであって、
それによって人々の仕事が奪われるというのは、
論理が飛躍しすぎているというのが
世間一般の認識のようです。
ただ、そこから僕なりに
ちょっとAIについて考えてみました。
僕のようなライターの仕事だって、
機械ではちょっとできないなと思う作業と、
これは代替可能だなと思う作業があります。
例えば、テープ起こしとか、
単純なデータ作成の作業なんかは、
そのうち替わってもらえそうな気がします。
それが仮に9:1だとしたら、
単純に今まで10だった仕事が、9になり、
ライターが1人要らなくなる。
仕事が完全には消滅しないにしても、
そんな「人減らし」は起こってきそうです。
そしてこれは、どんな仕事でも
少なからず起こってくる現象のような感じがします。
「どんな仕事が消滅するか」という予想は、
きっとほとんど的中しないんだろうと思います。
でも、その職種の中でAIに置き換えられる作業が増えれば、
間違いなく、その職種の中での淘汰が起きる。
この傾向は、間違いなくこれから拍車がかかっていきそうです。
「自分の仕事は、AIに取って代わられるのだろうか」。
そんなことに不安を抱いている時間があったら、
もっともっと、自分の価値を高める必要がある。
結局のところ、AIに取って替わられるというより、
数が少なくなる人間同士のイス取りゲームに勝つために、
自分磨きに勤しまないといけないのかな〜と。
人工知能がいくら発達したところで、
ま、楽はできん、ということですね。
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