シルバーウィークもちょっと中休み、
というか、祝日はこれだけバラバラあると、
なんだか調子が狂うというか、なんというか・・・。
曜日の感覚がなくなってきてしまいますね。
さて、最近は映画関連の投稿が続いておりますので、
シルバーウィークは、映画縛りでもしようかと。
というわけで、先日DVDを借りてみた
『マネー・ショート』でも紹介しようかと思います。
マネー・ショート華麗なる大逆転 (字幕版) -
タイトルだけ見るとなんだかよく分かりませんが、
この映画、リーマン・ショックの前後を描いた作品です。
もうあれから10年近くが経ちまして、
20代前半の社会人の方々にとっては、
「なにそれ?」的な人もいるかもしれませんが、
あの頃は、本当に日本経済も大変でして・・・。
個人的には、結構な仕事量があった取引先から、
1年間、ぱったり仕事が来なくなったりして。
名古屋のライター界隈でも、
「あの人が廃業?」みたいなことも、
ちらほらと聞かれた大変な時期でありました。
と、ご恒例の脱線が始まってしまいましたが、
そんなリーマン・ショックを事前に予測し、
逆張りをした人たちが、この映画の主人公です。
この映画、『世紀の空売り』という本が
お話のベースになっていまして、
こちらは購入したものの、いまだ読破に至らず、挫折気味・・・。
というわけで、アカデミー賞の脚本賞も受賞したようだし、
じゃあ映画で!・・・となったわけでございます。
世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫) -
で、映画の内容ですが、なかなか面白かった!
あの、バブルで浮かれる世間の雰囲気に流されず、
近いうちに経済が破綻すると予測することの難しさ、
そして何より「馬鹿じゃないの?」的な周囲の態度を完全無視し、
あえてその逆へ進む勇気を持つことがどれだけ大変なのか・・・。
「経済の破綻に賭ける」ということは、
「世間が不幸になるのを悦ぶ」のと同義な部分もあって、
背徳的な感情とどう折り合いを付けていくのか、
といったところも、なかなか見所だと個人的には感じました。
金融関連のワードがかなり飛び交いますので、
多少の予備知識がないと楽しめないかもしれませんが、
バブルがいかに人を盲目にするのかを知るには、
見ておいて損はない良作だと思います。
よければぜひ!(・・・まあ、本でも良い気はしますが)
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