どうも、名古屋のフリーライターの平井です。
先日の投稿から、早いもので約1カ月。
更新せねば…更新せねば…と思いつつ、
しばらく放置が続いておりましたが、
やっと重い腰を上げて久々の記事アップです。
まあ、毎度のことながら、
「更新がない=忙しい」ということなので、
自分的には充実した毎日なんですけどね。
現在は今年4本目の社史を執筆中ですし、
そのほか、雑誌の記事やら、大学案内の取材やら。
さらに農業の方でも新たな試みを始めたりと、
某広告代理店さんを責められないほどの
ハードワークっぷりです。
う〜ん、健康にも留意せねば…。
さて、そんなこんなで久方ぶりの更新ですが、
あんまり仕事のことで大っぴらに書けることもないので、
最近読んだ本の紹介でもしようかと思います。
リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著の
『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』です。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト) -
ちょっと前に『ワーク・シフト』という本が出て
こちらもそれなりに話題となったのですが、
そんな著者が送る「新しい働き方」の本がこれです。
副題は「100年時代の人生戦略」。
人類の大半が100年生きるという
今までにない世界をどう生きていけばいいのか。
それがこの本のテーマです。
すんごくざっくり言うと、
今までの人生は、教育、仕事、そして引退という
3つのステージを生きてこれば
安定した生活を過ごすことができたけど、
これからはそれじゃダメだよね、というお話。
日本でも年金の持続可能性が疑問視され、
実質破綻してるんじゃね?的指摘が多い昨今。
これは日本だけでなく、海外でも同じらしく、
100年生きるのが当たり前になってくると、
今までの3ステージで人生を組み立てるのは、
もはや成立しなくなる、と本書は指摘しています。
じゃあ、どうすればいいのか?
そこで本書が提案するのが「マルチステージの人生」。
従来の3ステージに縛られることなく、
柔軟性、最新の知識、新たな人的ネットワークなどを
積極的に手に入れていく必要があると説いています。
全体を読んでみて、
納得できる部分はもちろん多かったものの、
サラリーマンが当たり前である日本で、
「マルチステージ」といきなり提案されても、
そこへと思い切って踏み出すのは
なかなか難しいかな〜というのが感想でした。
フリーランスの僕からすると、
ほとんど会社に属せず生きてきているので、
なんとも感じないんですけど、
今までサラリーマンしか経験してない人には、
いい意味でも、悪い意味でも、
ある種の縛りがあった方が安心なんだと思います。
創業を志す人たちの勉強会なんかに参加すると
その心的ハードルが一番のネックだったりしますから。
ただ、冷静に考えてみると、
100歳まで生きると仮定した場合、
同じ会社で65歳まで働けたとしても、
あと35年間も食いつないでいけないといけないわけで、
人生において、サラリーマン以外の働き方を
必然的に経験するしかないわけですよね。
そうなった場合の心の準備だけでもしておいた方が、
色々と不幸がなくていいかな、なんて思ったりします。
僕も目下、「フリーライター」に「農家」を加えた
「マルチステージな人生」へとばく進中。
大先輩の農家さんは、85歳を超えても現役だったりするので、
僕もそんな匠の域に到達するまで、
二刀流にさらなる磨きをかけていきたいものです。
2016年11月08日
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