2019年02月05日

恵方巻きの大量廃棄に思うこと。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

もう少し経ちましたが、
2月3日は節分でしたね。

我が家でも、しっかり豆まきをやりました。
パパにそっくりの赤鬼が登場し、
娘達が全力で豆を投げつけておりました。
日頃の鬱憤が溜まっているようで、
妻の豆の威力がすさまじかったような?
・・・まあ、気のせいであることを願いたいです。

世間では恵方巻きの大量廃棄の問題が
結構大きく取り上げていましたね。

このブログでも散々書いておりますが、
僕の実家は、元お総菜屋さん。
地元スーパーの一角を借りて、
お寿司・揚げ物を中心に販売しておりました。

もちろん恵方巻きを大量に作るのも
我が家の恒例行事となっておりました。

ここ数年は、毎年のように
悪者扱いされる恵方巻きですが、
販売する側にとっては、文字通り
恵みの雨のようなありがたい存在でした。

実家の総菜店の売上げは
お寿司とその他惣菜で半々ぐらい。

毎年大晦日の12月31日が一番の売上げで、
その次が12日30日というのが定番でした。

が、恵方巻きが浸透してきた頃から、
12月31日に肉薄するぐらい
2月3日の売上が上がるようになったのです。

揚げ物に比べると、
どうしても冬の売上げが下がるのがお寿司です。
基本、冷たい食べ物ですから
寒い時期は敬遠されがち、というのが僕の見立て。
回転寿司なども冬はお客さんが少なめですし、
おそらく間違ってはいないだろうと思います。

そんな冬真っ只中の2月に、
爆発的な売上を上げる日が突如出現する。
そのインパクトたるや、すごいものがあります。

食品ロスの問題が分かっていても、
機会ロスを出したくないというの気持ちは、
痛いほどよく分かります。

なかには契約上、極端な割引販売ができないなど
制約を受けているお総菜屋さんなどもあるはずです。
(うちは知らぬ顔して割引で売り切ってましたが、笑)

もちろん、食品廃棄は大変な問題です。
でも現場では、商品が品切れになったらなったで
クレームになったりするわけでして・・・。

クリスマスケーキとか、バレンタインチョコとか、
他にもいろんなところでロスがあるなか、
恵方巻きばかりが毎年やり玉に上げられるのは
なんだかなぁ〜というのが正直な意見です。

学生時代には、GMS(総合スーパー)で、
ゴミ収集のアルバイトをしていましたが、
食品ロスなんて、節分の日に限らず
それこそものすごい量ですから(苦笑)

もう少し、現場の実情をきちんと見た上で
建設的な議論をしていきたいものですね。


posted by もっぴ at 09:25| Comment(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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