2019年12月30日

タネの未来。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

そろそろ今年も終わりだなと思いながら、
久々にブログを見返していたんですけど、
気がつけば、今年の書評は、なんと1冊(苦笑)

あかん!あかん!
いくらなんでもこりゃあかんわ!

多い年なんて、それこそ100冊ぐらい
記事をアップしてたんじゃないかと思いますが、
すっかり億劫になってしまって、
Facebookに写真を載せるぐらいしかできておらず。

というわけで今年の反省と、
298記事という非常にキリの悪い記事数が気になるので、
今年中に300を突破すべく、
2019年に読んだ本を
いくつかご紹介していこうと思います。

さて、今年中にどれだけ紹介できることやら…

まずはこちらを取り上げたいと思います。

タネの未来 僕が15歳でタネの会社を起業したわけ
タネの未来 僕が15歳でタネの会社を起業したわけ

家の光協会発行の『タネの未来』です。

「家の光協会」なんて出版社しらないよ!
…という人も多いと思いますが、
怪しい宗教というわけではなく、
『家の光』という雑誌を発刊している
JAグループの出版・文化団体だったりします。

実家が農家という人は、
目にしたことがあるかもしれませんね。

で、そんな出版社ですから、
当然ながら、こちらの本も農業がらみ。
サブタイトルは、「僕が15歳でタネの会社を
起業したわけ」となっておりまして、
伝統野菜を守るために日本を巡り
そのタネを販売している男の子のお話です。

僕も、ライターをしながら
玉ネギの種を生産する農家をやっているので
タネについてはそれなりに詳しいと思いますが、
まだ高校生にも関わらず、ここまで
研究して自分の意見が主張できるなんて、すごいなと。
41歳のおじさんは、純粋に感心してしまいました。

「…この本の読者のみなさんんは、(タネに限らず)それぞれの主義主張があるだろうけど、全然自分の考えに合わない論にたいしても、ぜひ耳を傾けてほしい。そして、問題になっている法律の条文を読んだり、現場で足を運んだりもして、様々なことを考えたり感じたりしてほしい」(あとがきより)

いや〜、ホントそうだなぁと、
半分にも満たない若者に
改めて教えられた気がします。

ちょっと前、「種子法廃止」に関して
「タネが危ない!やばいぞ!」と
色々なメディアがこぞって書いたわけですが、
その後はどうか?というと、とんと見なくなり…。

まぁ仕方がない面はあると思いますが、
ぜひ、その時だけ盛り上がるんじゃなくて、
タネのことを、もう少し身近な話題として、
考えてくれる人が増えるといいなと思っています。

へんな偏りを持つことなく、
もっと自然体でタネについて考えられる
いい本だと思いますので
ご興味のある方はぜひ
手に取ってみてください!

posted by もっぴ at 21:28| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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