どうも、名古屋のフリーライターの平井です。
最近のお仕事のご報告です。
さる3月27日に発行となりました
医師向けマガジン「Precio」にて
ザ・サイエンスの編集・執筆を
担当させていただきました。
テーマは、「弱いロボット」。
なかには知っている方も
いらっしゃるかもしれませんが、
豊橋技術科学大学の岡田先生に
インタビューさせていただき、
記事をまとめております。
岡田先生、ありがとうございました!
帰りはわざわざ駅まで送っていただき
ホントにホントに恐縮です!!
一般的にロボットというと
「完全無欠なもの」を連想しがちですが、
岡田先生が開発するロボットは、
どれも一人では目的を完結できない
「不完結なロボット」ばかりです。
例えば、「ゴミ箱ロボット」は、
文字通り、ゴミ箱の形をしていますが、
肝心のゴミを拾う機能がありません。
でも、よたよたと動きながら
子どもに近づいていくと、そのうち
ゴミを拾えないことを察知した子どもが
代わりに拾ってあげるようになると言います。
ゴミ箱ロボットは、ちゃんと目的を達成し、
子どもたちも、有能感に浸ることができる。
そこには、完全無欠のロボットでは実現しなかった
豊かなコミュニケーションが生まれる、というわけです。
私たち人間も、
完全無欠になることはできません。
それならば、自分の弱さをさらけ出して、
人に助けを求めてしまえばいい。
世間に「自己責任論」がはびこる昨今ですが、
もう少し大らかに、弱さを認め合って
共生していく方が、人生豊かになるよね?
…と、弱いロボットが教えてくれている気がします。
2020年04月07日
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