先日、日経新聞の夕刊に
絵本作家の五味太郎さんの記事を見つけました。
子どもが小さい頃には
『きんぎょがにげた』など
たくさんの作品でお世話になりました。
そんな五味さんが
デビュー50周年を迎えたそうです。
絵本だけで作品数は400冊以上。
これを見せたいという一貫したテーマはなく、
「描けたから誰かに見せたい、というだけ。
目的や目標地点は全くない」と語っています。
なるほどなぁ〜。
「誰かに見せたい」
最近、僕はこういう初々しい感覚を
少し忘れがちになっているかもしれない。
感銘を受けた言葉は、その他にも。
大人は子どもを導こうと、あれこれ手を出してしまうが「アドバイスなんてほとんど合っていない」と一蹴する。「時代はシステムは変わる。コンピューターを一生懸命勉強しても、成人する頃にどうなるかわからない。だから『元気でね』としか言いようがないじゃない?」
<日本経済新聞 2023年6月26日夕刊より>
僕も我が子には、極力あれこれ言わず、
「元気でいてくれればそれでいい」と
必死でこらえているつもりですが、
それでも色々と口を出しちゃうんだよなぁ。
子どもたちを「一人の人間」として
ちゃんと尊重してあげられる。
そんな「いい大人」になりたいものです。
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