大学時代には割と本気で小説家を目指して
短編作品などを投稿していた身としては、
「いつかは文学賞受賞!」というのは
おそらく叶わないであろう
人生の夢の一つだったりします。
宝くじを買わないと当たらないように、
小説も書かなければ受賞できないので
永遠に叶うことはなさそうですが(笑)
さて。
昨日は、そんな文学賞の最高峰ともいうべき、
直木賞と芥川賞の発表がありました。
で、ちょっと界隈をざわつかせているのが、
受賞者である九段さんのコメントです。
「今回の小説に関しては、だいぶAI、つまりチャットGPTのような生成AIを駆使して書いた小説でして、おそらく全体の5%くらいは生成AIの文章をそのまま使っているところがあるので。…」
https://news.yahoo.co.jp/articles/07bb54df7f38913c1250c25b17802446543d84af
そのまま使っているのか…。
いつかはそういう時代が来ると
想像はしていたけれど、
「5%はそのまま」というのは、
なかなかのインパクトです。
というのも、ライターの立場としては、
AIが生成した文章を5%も
そのまま使用することは、
ちょっと無理だと感じているからです。
ChatGPTが話題になった当初から
色々とプロンプトを考えて
定期的に触っているんですけど、
物語性よりも正確性が求められる
ライターの仕事とは
親和性が低いと感じていました。
正確性よりも物語性が要求される創作物の方が
生成AIとの相性は良さそうです。
ということは…、
僕の場合、ライターの仕事は自力で書き、
小説の仕事は骨格だけを決めて
大枠AIに書いてもらうといった
「次世代型の分業」が可能になるわけか。
これは、小説家になって
芥川賞を受賞することも
夢ではないかもしれないぞ!
でも、その場合はあくまで作家はAIで、
僕は編集者の立場になるのでは?
うーん…。
いや、芥川賞作家の編集者でも
十分かっこいいんで良しとします(笑)
どこかでチャレンジしてみよう。
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