新年度が始まって1カ月。
新しい生活が始まった方も
そろそろ今の環境に慣れ始めた
ところでしょうかね?
この時期にはいつも
大学時代の入院を思い出します。
大学4年生の春、就職活動が
まさに佳境に入り始めたタイミングで、
僕は母校の大学の病院で
肺を手術することになりました。
気胸という肺に穴があく病気で
最初は少し空気が漏れる程度でしたが、
徐々に悪化の一途を辿り、
最終的には大きな穴があいて
完全に片方の肺がつぶれてしまったのです。
とはいえ、命に別状はなく、
1週間ちょっとで退院したのですが、
この時の経験は僕の人生の価値観を
大きく変えました。
入院していたのは、胸部外科の大部屋。
周りは、余命宣告されるような
重症の患者さんたちばかりでした。
人間だれしも、死と隣り合わせ。
人生は有限なんだから、
大事に生きていかないと。
そんな想いを強烈に抱きました。
あれからもう20年以上。
「僕は人生を大事に生きている」とは
なかなか胸を張って言えませんが、
少しでも丁寧な暮らしを心がけたいものですね。
【関連する記事】