あらためて、という感じですが。
言わずと知れた環境問題を考える上で外せない作品、レイチェル・カーソン著『沈黙の春』です。
タイトルが示す通り、農薬散布によって小鳥や魚が死滅した「沈黙の春」が訪れている現実にスポットを当て、
大量に使用されている除草剤、殺虫剤が、生物たちにいかに甚大な被害を及ぼしているのかを、切々と書きつづった一冊になっています。
それにしても、これが書かれたのは、今から50年以上前のこと。
一人のアメリカ人女性が、孤立無援で書き上げた一冊だというんですから、
住む世界は若干違えど、同じ書き手として、その勇気には純粋に「すごい」と感心させられます。
現在では、農業を取り巻く環境もだいぶ変わってきたとは思いますが、まだまだ現場レベルでは「農薬の怖さ」が浸透していないというのが現状ではないか、と思います。
もちろん、化学薬品なしでは、現在の人類の発展はないわけで、「農薬=諸悪の根源」などと、頭ごなしに否定するつもりは毛頭ありませんが、
未来の子供たちによりよい環境を残していくためにも、適正な使い方の徹底、よりよい代替案の模索、などは常に啓蒙していかなければならないだろうと痛感します。
いろんなご縁があって、最近では、フリーライターとしての枠を超え、実際に農業に携わる機会を得られつつあるわけですから、
「メディアを通じたフリーライターとしての情報発信」にとどまらず、「作り手としての情報発信」にもフィールドを広げながら、
「みんなが幸せになれる食のあり方」をもう一度見つめ直し、今後の執筆にも活かしていきたいな、と思います。
…と、最後は自分の話になってしまいましたが(笑)、
ともあれ、環境問題に興味のある方なら、決して一読して損のない名著だと思います。
2010年06月15日
2010年06月10日
BORN TO RUN。
僕は、さしずめ、BORN TO WORK ~せわしなく働くために生まれた~ といったところでしょうか。
全米でベストセラーになったランナーのバイブル的な一冊。なんだか表紙もかっこよくて、いい感じですよね!
で、中身なんですが、走る民族・タラウマラ族と、マラソンランナーとが走るウルトラマラソンの話を軸にしながら、随所で、巷のマラソンシューズの問題点や、人間にとって理想的な走り方を解明していく、といった内容になっています。
なかなか興味深い内容が書かれていて、面白い一冊だと思いますが、
個人的には走る民族とのマラソンのストーリーと、人間の走りのメカニズムを解説する部分とを、明確にわけて構成してほしかったな〜と。
小説的な部分と、解説的な部分とが交互に入り交じっていて、すんなり読み進めるにはちょっと厄介だな〜という印象でした。
それにしても、人間の進化の過程を辿りながら、いかにして「他の動物にはない走りのスタイル」を確立していったのかを解き明かしていく部分などは秀逸。
論理の展開の仕方も面白く、楽しく読むことができました。
ただ、今のところ、僕的には「ランニング」は興味ないかな〜。
畑作業で十分持久力のアップを実感していますし、おまけに「自給」力まで身に付いていますから。
でも、そのうち、素足であぜ道を疾走する”走る農夫”になっていたり、して。
BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”
- 作者: クリストファー・マクドゥーガル
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2010/02/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
全米でベストセラーになったランナーのバイブル的な一冊。なんだか表紙もかっこよくて、いい感じですよね!
で、中身なんですが、走る民族・タラウマラ族と、マラソンランナーとが走るウルトラマラソンの話を軸にしながら、随所で、巷のマラソンシューズの問題点や、人間にとって理想的な走り方を解明していく、といった内容になっています。
なかなか興味深い内容が書かれていて、面白い一冊だと思いますが、
個人的には走る民族とのマラソンのストーリーと、人間の走りのメカニズムを解説する部分とを、明確にわけて構成してほしかったな〜と。
小説的な部分と、解説的な部分とが交互に入り交じっていて、すんなり読み進めるにはちょっと厄介だな〜という印象でした。
それにしても、人間の進化の過程を辿りながら、いかにして「他の動物にはない走りのスタイル」を確立していったのかを解き明かしていく部分などは秀逸。
論理の展開の仕方も面白く、楽しく読むことができました。
ただ、今のところ、僕的には「ランニング」は興味ないかな〜。
畑作業で十分持久力のアップを実感していますし、おまけに「自給」力まで身に付いていますから。
でも、そのうち、素足であぜ道を疾走する”走る農夫”になっていたり、して。
2010年05月31日
大きく考えることの魔術。
なんだかタイトルが、なあ…。
その名前だけを見ると「なんだか怪しい世界の本?」なんて誤解を招きそうな雰囲気ですが、結構王道な自己啓発&成功哲学本です。
中身は、『思考は現実化する』にも通じる部分がありますが、考えることが成功に繋がるといった話になっています。
何かの困難に遭遇すると、人は「小さな考え方」に陥りがち。
こうした時に、「大きく考えるにはどうしたらいいのか」を丁寧に書きつづってくれている良書です。
大きな態度は考えものだったりしますが、何事も大きく考えることは確かに大切なこと。
「人は考える通りの人になる」「考えている以上の人にはなれない」なんていうのは、成功哲学本の定番的フレーズですが、
確かに、夢も抱かなければ、夢が叶うなんてことは一生起こらないわけで、
叶うかどうかは別にして、いちるの望みだったとしても、夢を持ち続けることは大切かな〜と、
…と、そんなことに想いを巡らせながら読み進めていくと、自動的に「何事も大きく考えてみよう!」と思わせてくれる一冊。
そろそろ「成功哲学本漁り」も一巡した感がありますが、まだまだ良書が隠れているもんだな〜としみじみ。
初版は昭和45年。やはりこれぐらい風雪に耐えた本だと、いい内容に当たる確率がぐっと高くなるような気がします。
その名前だけを見ると「なんだか怪しい世界の本?」なんて誤解を招きそうな雰囲気ですが、結構王道な自己啓発&成功哲学本です。
中身は、『思考は現実化する』にも通じる部分がありますが、考えることが成功に繋がるといった話になっています。
何かの困難に遭遇すると、人は「小さな考え方」に陥りがち。
こうした時に、「大きく考えるにはどうしたらいいのか」を丁寧に書きつづってくれている良書です。
大きな態度は考えものだったりしますが、何事も大きく考えることは確かに大切なこと。
「人は考える通りの人になる」「考えている以上の人にはなれない」なんていうのは、成功哲学本の定番的フレーズですが、
確かに、夢も抱かなければ、夢が叶うなんてことは一生起こらないわけで、
叶うかどうかは別にして、いちるの望みだったとしても、夢を持ち続けることは大切かな〜と、
…と、そんなことに想いを巡らせながら読み進めていくと、自動的に「何事も大きく考えてみよう!」と思わせてくれる一冊。
そろそろ「成功哲学本漁り」も一巡した感がありますが、まだまだ良書が隠れているもんだな〜としみじみ。
初版は昭和45年。やはりこれぐらい風雪に耐えた本だと、いい内容に当たる確率がぐっと高くなるような気がします。
2010年05月25日
新世紀メディア論。
ちょっと間が空きましたが、ちょっぴり?仕事絡みな一冊。
いよいよ今週、注目の「iPad」が日本上陸となりますが、
そんな昨今の状況を踏まえつつ、新聞・雑誌の未来を予測した上で、メディアがどんな道を歩んでいけばいいのかを概観した一冊です。
この本の中には、「誰でもメディア」というフレーズが数多く出てきますが、
確かに、インターネット社会がすっかり浸透し、ブログなどの手軽な表現手段を利用し、どんな人でも世界中に情報発信ができるわけで、
そういう意味では、オリジナルのメディアを構築することは、一昔前と比べれば、比較にならないほど容易になったと言えます。
でも、一番の問題は、この本にもある通り、いかにそれを有益なメディアへとブランディングし、継続していくのか?だと思います。
電子書籍の今までの流れを見るにつけ、やはり「ネットの情報は紙媒体よりも質や信ぴょう性に劣る」というのが、従来のいわば定説でした。
ただ、「iPad」の登場は、今までなかなか動き出せなかった出版社を、半ば強引に、電子書籍の世界へと引きづり込むインパクトがあるのではないか、と思います。
さて、今後の新聞・新聞はどうなっていくのでしょうか?
自分が軸足を置く業界なだけに、今後の動向を注意深く見守りたいなと思います。
いよいよ今週、注目の「iPad」が日本上陸となりますが、
そんな昨今の状況を踏まえつつ、新聞・雑誌の未来を予測した上で、メディアがどんな道を歩んでいけばいいのかを概観した一冊です。
この本の中には、「誰でもメディア」というフレーズが数多く出てきますが、
確かに、インターネット社会がすっかり浸透し、ブログなどの手軽な表現手段を利用し、どんな人でも世界中に情報発信ができるわけで、
そういう意味では、オリジナルのメディアを構築することは、一昔前と比べれば、比較にならないほど容易になったと言えます。
でも、一番の問題は、この本にもある通り、いかにそれを有益なメディアへとブランディングし、継続していくのか?だと思います。
電子書籍の今までの流れを見るにつけ、やはり「ネットの情報は紙媒体よりも質や信ぴょう性に劣る」というのが、従来のいわば定説でした。
ただ、「iPad」の登場は、今までなかなか動き出せなかった出版社を、半ば強引に、電子書籍の世界へと引きづり込むインパクトがあるのではないか、と思います。
さて、今後の新聞・新聞はどうなっていくのでしょうか?
自分が軸足を置く業界なだけに、今後の動向を注意深く見守りたいなと思います。
2010年05月16日
なぜ、この人たちはお金持ちになったのか。
そろそろFP技能士試験も近いということで?、
またまた、お金に関する本に戻りました。。。
先日、本屋さんで文庫コーナーをあさっている時、ふと目に止まって購入した一冊。
なんでも、あの名著『となりの億万長者』の続編、ということで、期待しつつ即読み!
で、感想ですが、アマゾンのレビューにもある通り、かなり部分、前作の焼き増しという感じです。
ただ、復習の意味で読んでみても、改めて「タメになるなぁ〜」と思うことが多いので、「買って損した!」感はありませんが。
『となりの億万長者』を未読の方には、ぜひ一度手にとって欲しいと思います。
タイトルだけを見ると、「どうせ投資や資産運用の話でしょ? 僕は別にお金の亡者になるつもりはないし、億万長者になんて興味ない」と敬遠される方もいらっしゃるとは思いますが、
中身は、そんなタイトルとは正反対、日々堅実に生き、成功を収めた人たちの生きざまを垣間見るような内容。
小さな事業を営んでいる方、これから起業しようと考えている方、そんな方々には、とても力になる一冊ではないかな〜と思います。
特に共感したのが、成功するためには、
「単にユニークで高収益だからというだけでなく、心から愛着をおぼえる職業を選ぶ」
のが重要だと解説しているところ。
類書の成功哲学本にも同様のことは記述されているので、いまさら感はありますが、
それでも、改めて「仕事を好きになること」の大切さを痛感します。
今後も「バランスの取れたライフスタイル」を目指しながら、
日々、「好きな仕事」に没頭したいと思います。
またまた、お金に関する本に戻りました。。。
なぜ、この人たちは金持ちになったのか - 億万長者が教える成功の秘訣
- 作者: トマス・J・スタンリー
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2001/05/18
- メディア: 単行本
先日、本屋さんで文庫コーナーをあさっている時、ふと目に止まって購入した一冊。
なんでも、あの名著『となりの億万長者』の続編、ということで、期待しつつ即読み!
で、感想ですが、アマゾンのレビューにもある通り、かなり部分、前作の焼き増しという感じです。
ただ、復習の意味で読んでみても、改めて「タメになるなぁ〜」と思うことが多いので、「買って損した!」感はありませんが。
『となりの億万長者』を未読の方には、ぜひ一度手にとって欲しいと思います。
タイトルだけを見ると、「どうせ投資や資産運用の話でしょ? 僕は別にお金の亡者になるつもりはないし、億万長者になんて興味ない」と敬遠される方もいらっしゃるとは思いますが、
中身は、そんなタイトルとは正反対、日々堅実に生き、成功を収めた人たちの生きざまを垣間見るような内容。
小さな事業を営んでいる方、これから起業しようと考えている方、そんな方々には、とても力になる一冊ではないかな〜と思います。
特に共感したのが、成功するためには、
「単にユニークで高収益だからというだけでなく、心から愛着をおぼえる職業を選ぶ」
のが重要だと解説しているところ。
類書の成功哲学本にも同様のことは記述されているので、いまさら感はありますが、
それでも、改めて「仕事を好きになること」の大切さを痛感します。
今後も「バランスの取れたライフスタイル」を目指しながら、
日々、「好きな仕事」に没頭したいと思います。
2010年05月15日
名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方。
がっつり、本業にまつわる本を少し。
コピーライターの方が、どうやったら良質のコピーが書けるようになるのか?を解説した一冊。
名作と呼ばれるコピーを引き合いに出し、その意図やテクニックなどを丁寧に説明してくれます。
同業者の端くれとしては、とても参考&勉強になる内容ばかりでした。
「広告コピーは説明文である」とか、「一文一義」とか、
ライターの立場としては、「なるほど納得!」な話が多かったんですが、
全般的に、大企業のイメージ広告などに使われる手法ばかりですので、
同業者の方ではなく、例えば「自分のお店のホームページの文章を作りたい」みたいな方が参考にするには、
=====================
今晩のおかずに悩む主婦の方、必見!!
超お得! 通常○○円が、今だけ限定●名様に、
な、なんと【▲▲▲円】!!
=====================
みたいな、
もっと直接的なフレーズを紹介した、「売れるコピーはコレだ!」的な内容の一冊を手に取られた方がいいと思います。
…それにしても、コピーの世界は奥が深いな〜と、改めて痛感させられました。。。
日々、精進、精進。
コピーライターの方が、どうやったら良質のコピーが書けるようになるのか?を解説した一冊。
名作と呼ばれるコピーを引き合いに出し、その意図やテクニックなどを丁寧に説明してくれます。
同業者の端くれとしては、とても参考&勉強になる内容ばかりでした。
「広告コピーは説明文である」とか、「一文一義」とか、
ライターの立場としては、「なるほど納得!」な話が多かったんですが、
全般的に、大企業のイメージ広告などに使われる手法ばかりですので、
同業者の方ではなく、例えば「自分のお店のホームページの文章を作りたい」みたいな方が参考にするには、
=====================
今晩のおかずに悩む主婦の方、必見!!
超お得! 通常○○円が、今だけ限定●名様に、
な、なんと【▲▲▲円】!!
=====================
みたいな、
もっと直接的なフレーズを紹介した、「売れるコピーはコレだ!」的な内容の一冊を手に取られた方がいいと思います。
…それにしても、コピーの世界は奥が深いな〜と、改めて痛感させられました。。。
日々、精進、精進。
2010年05月10日
潰れてたまるか!。
なんだかタイトルが、マイナス方向な感じでアレですが。
リーマン・ショック以降、製造業を中心に景気の悪い中小企業のお話を耳にすることが多いですが、
この本では、今回の世界同時不況のみならず、バブル崩壊、失われた10年の逆風にも耐えてきた、元気な中小企業の経営者のお話をまとめています。
小さくてもキラリと光る技術を持ち味にしながら、日々努力を重ねる経営者の方々には、とても元気をもらえる事例集なのでは、と思います。
ただ、これらの企業が生き残ってきた理由には、「あと付け」の要素も含まれているわけで、
今後、この本と同じような経営手法を取ったとしても、同様に生き残れるわけでは決してありません。
むしろ、劇的な変化が起こる現代においては、「今まで良かった」方法を踏襲することほど、リスクの高い選択肢はない、とさえ言えるかもしれない。
単に、その経営手法を真似るのではなく、
「常に変化を受け入れ、新しいことに挑戦する」という、
積極果敢なマインドこそ、元気な経営者から学ぶべきことなのかな〜と感じます。
潰れてたまるか! ピンチをチャンスに変えた10社 「カンブリア宮殿」「エチカの鏡」「WBS」など、メディアで絶賛されたあの会社も収録!
- 作者: 影山惠子
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2010/03/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
リーマン・ショック以降、製造業を中心に景気の悪い中小企業のお話を耳にすることが多いですが、
この本では、今回の世界同時不況のみならず、バブル崩壊、失われた10年の逆風にも耐えてきた、元気な中小企業の経営者のお話をまとめています。
小さくてもキラリと光る技術を持ち味にしながら、日々努力を重ねる経営者の方々には、とても元気をもらえる事例集なのでは、と思います。
ただ、これらの企業が生き残ってきた理由には、「あと付け」の要素も含まれているわけで、
今後、この本と同じような経営手法を取ったとしても、同様に生き残れるわけでは決してありません。
むしろ、劇的な変化が起こる現代においては、「今まで良かった」方法を踏襲することほど、リスクの高い選択肢はない、とさえ言えるかもしれない。
単に、その経営手法を真似るのではなく、
「常に変化を受け入れ、新しいことに挑戦する」という、
積極果敢なマインドこそ、元気な経営者から学ぶべきことなのかな〜と感じます。
2010年05月09日
能力が目ざめる瞬間。
こちらもお借りしたもので。最近、いろんなルートで本が集まってきて、これも「年間300冊以上」というノルマを掲げた結果生じた「引き寄せの法則」の典型例でしょうか?
1993年発刊のちょっと古い本で、しかも、目次で内容を概観してみると、宗教がらみのトピックが多そうな予感。
…そんなことで、正直、読み始める前は、「この本はどうかな〜」なんて感じていました。
でも、いざ読み進めてみると、なかなか深みのある内容にぐいぐい引き込まれていきました。
この当時なら、「それ?ホント?」なんて、きっと煙たがられただろうな〜と思われる、
「笑いは副作用のない特効薬」
「木には心がある」
といったお話も、最近ではそのメカニズムが解明されてきたりしていて、なかなかの先見性に驚かされることも多いです。
あえて「今、新刊で購入する意義があるか?」と問われれば、情報的に古い部分も多く、「?」だと言わざるをえませんが、
それにしても、心のあり方や、物事の考え方に、普段とは違う刺激を与えてくれる良書であることは確かだと思います。
もし機会があれば、ぜひご一読を。宗教チックなテイストがお嫌いな方でなければ、なかなか楽しめる一冊だと思います。
1993年発刊のちょっと古い本で、しかも、目次で内容を概観してみると、宗教がらみのトピックが多そうな予感。
…そんなことで、正直、読み始める前は、「この本はどうかな〜」なんて感じていました。
でも、いざ読み進めてみると、なかなか深みのある内容にぐいぐい引き込まれていきました。
この当時なら、「それ?ホント?」なんて、きっと煙たがられただろうな〜と思われる、
「笑いは副作用のない特効薬」
「木には心がある」
といったお話も、最近ではそのメカニズムが解明されてきたりしていて、なかなかの先見性に驚かされることも多いです。
あえて「今、新刊で購入する意義があるか?」と問われれば、情報的に古い部分も多く、「?」だと言わざるをえませんが、
それにしても、心のあり方や、物事の考え方に、普段とは違う刺激を与えてくれる良書であることは確かだと思います。
もし機会があれば、ぜひご一読を。宗教チックなテイストがお嫌いな方でなければ、なかなか楽しめる一冊だと思います。
情報は集めるな!。
こちらも知人からのレンタル。
テレビ業界や広告業界で活躍する方を束ねたクリエイティブ集団が手掛けた一冊のようです。
で、その内容なんですが、なんとなく「業界人の情報集めのトレンドはこんな風」といった体裁の、ちょっと上から目線な感じに仕上がっています。
この辺は、きっと好みが分かれるだろうな〜。
本の中身としては、いわゆる「引き寄せの法則」を語った「情報は向こうから来る」といったトピックや、今さら感もある「百聞は一見にしかず」のお話などなど、
全体的に目新しい感じは少ない気がしますが、「気づいているけど、何気に実践してない」といった内容も多く、日々の情報収集作業を見直すきっかけづくりとしては有意義なのかな〜と思います。
それにしても、結局、「1日3件の新規開拓も、塵も積もればで…」「新聞を読まないのはソン」などと語り、タイトルとは真逆でしっかりと情報収集しているあたり、「やっぱりコツコツと情報を集めるのが大切なんだな〜」と痛感。
情報の質をきちんと見極めつつ、日々努力を怠らないようにしたいな〜と感じた一冊でした。
…ちなみに、この本では「情報収集の必殺技」として、「国会図書館」と「大宅壮一文庫」が挙げていますが、この方法は地方在住者にはきついな〜。
「情報収集には東京が一番!」という悲しい現実を突き付けてくる一冊でもあります。
地方在住ライターという立場としては、「こうした情報の不均衡を払拭してなんぼ!」「都会のモンには負けへんで〜」と、逆に発奮材料になったりしますけどね(笑)
テレビ業界や広告業界で活躍する方を束ねたクリエイティブ集団が手掛けた一冊のようです。
で、その内容なんですが、なんとなく「業界人の情報集めのトレンドはこんな風」といった体裁の、ちょっと上から目線な感じに仕上がっています。
この辺は、きっと好みが分かれるだろうな〜。
本の中身としては、いわゆる「引き寄せの法則」を語った「情報は向こうから来る」といったトピックや、今さら感もある「百聞は一見にしかず」のお話などなど、
全体的に目新しい感じは少ない気がしますが、「気づいているけど、何気に実践してない」といった内容も多く、日々の情報収集作業を見直すきっかけづくりとしては有意義なのかな〜と思います。
それにしても、結局、「1日3件の新規開拓も、塵も積もればで…」「新聞を読まないのはソン」などと語り、タイトルとは真逆でしっかりと情報収集しているあたり、「やっぱりコツコツと情報を集めるのが大切なんだな〜」と痛感。
情報の質をきちんと見極めつつ、日々努力を怠らないようにしたいな〜と感じた一冊でした。
…ちなみに、この本では「情報収集の必殺技」として、「国会図書館」と「大宅壮一文庫」が挙げていますが、この方法は地方在住者にはきついな〜。
「情報収集には東京が一番!」という悲しい現実を突き付けてくる一冊でもあります。
地方在住ライターという立場としては、「こうした情報の不均衡を払拭してなんぼ!」「都会のモンには負けへんで〜」と、逆に発奮材料になったりしますけどね(笑)
会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ。
こちらもお借りした本の中の一冊。
上司の命令で「マグロ漁船」に乗ることになった著者が、そこで得た経験を通じて、社会人としてのコミュニケーションのあり方、心構えなどを説いた一冊。
「マイコミ新書」というのがあるのも初めて知りましたが、なんとなく、就活や転職などの人材サービス事業を展開する会社らしいな〜と思わせる、そんな一冊に仕上がっています。
本の中ではいろんな人生訓が登場するわけですが、
普段読む自己啓発本や成功哲学本のように、難関な言葉や表現を使うことを極力避け、
マグロ船でのエピソードを効果的に使って、わかりやすく読者に届けているのが、うまいな〜と感じます。
ただ、これは確実にノンフィクションではないですよね?
巻末の参考文献一覧に、『7つの習慣』が挙げてあるのを発見して、なるほど納得、といった感じがします。
ビジネス書はどうもとっつきにくくて…という方には、読みやすくてとてもお薦めな一冊。
「800円ちょっとの新書だからねぇ〜」なんて軽く見ていましたが、なかなかの濃い内容が盛り込まれている良書だと思います。
タイトル通りの軽いタッチと、平易ながら充実感のある内容とのアンバランスさが、ヒットを誘った要因でしょうか?
個人的には、こういう軽い切り口でビジネス書を書いてみたいな、と思っていますので、そういう意味でも非常に参考になりました。
会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)
- 作者: 齊藤 正明
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2009/02/21
- メディア: 新書
上司の命令で「マグロ漁船」に乗ることになった著者が、そこで得た経験を通じて、社会人としてのコミュニケーションのあり方、心構えなどを説いた一冊。
「マイコミ新書」というのがあるのも初めて知りましたが、なんとなく、就活や転職などの人材サービス事業を展開する会社らしいな〜と思わせる、そんな一冊に仕上がっています。
本の中ではいろんな人生訓が登場するわけですが、
普段読む自己啓発本や成功哲学本のように、難関な言葉や表現を使うことを極力避け、
マグロ船でのエピソードを効果的に使って、わかりやすく読者に届けているのが、うまいな〜と感じます。
ただ、これは確実にノンフィクションではないですよね?
巻末の参考文献一覧に、『7つの習慣』が挙げてあるのを発見して、なるほど納得、といった感じがします。
ビジネス書はどうもとっつきにくくて…という方には、読みやすくてとてもお薦めな一冊。
「800円ちょっとの新書だからねぇ〜」なんて軽く見ていましたが、なかなかの濃い内容が盛り込まれている良書だと思います。
タイトル通りの軽いタッチと、平易ながら充実感のある内容とのアンバランスさが、ヒットを誘った要因でしょうか?
個人的には、こういう軽い切り口でビジネス書を書いてみたいな、と思っていますので、そういう意味でも非常に参考になりました。
もしもウサギにコーチがいたら。
知人の方からお借りした一冊。
こちらはコミュニケーションを研究する専門家が書いたコーチングのお話。
タイトルの通り、お馴染みの「ウサギとカメ」のお話のウサギを、「もしコーチするとしたら?」という設定で、実生活に役立つコーチングのイロハを書き綴っています。
・やる気は有限だから、何に向けて使うのかよく検討した方がいい
・弱みや苦手を克服させようとする行為は、コーチ自身の自己満足
・自分の行為を反省させるのではなく、次何をやるのかを問う
などなど、誰かを日々指導する立場の方が読んだら、ちょっと耳が痛い感じの内容もあったりすると思います。
幸い?、部下を指導するといった立場で仕事はしていませんが、
家庭内では、子供2人をコーチングするれっきとした父親。
この本にもある通り、常に「君の味方である」という姿勢で、きちんとした人生を歩めるようにコーチングしていきたいな、と思います。
…もし、娘にアドバイスを求められたら、やっぱりウサギではなく、「カメのように実直に歩いていけばいい」と助言するような気が。。。
こちらはコミュニケーションを研究する専門家が書いたコーチングのお話。
タイトルの通り、お馴染みの「ウサギとカメ」のお話のウサギを、「もしコーチするとしたら?」という設定で、実生活に役立つコーチングのイロハを書き綴っています。
・やる気は有限だから、何に向けて使うのかよく検討した方がいい
・弱みや苦手を克服させようとする行為は、コーチ自身の自己満足
・自分の行為を反省させるのではなく、次何をやるのかを問う
などなど、誰かを日々指導する立場の方が読んだら、ちょっと耳が痛い感じの内容もあったりすると思います。
幸い?、部下を指導するといった立場で仕事はしていませんが、
家庭内では、子供2人をコーチングするれっきとした父親。
この本にもある通り、常に「君の味方である」という姿勢で、きちんとした人生を歩めるようにコーチングしていきたいな、と思います。
…もし、娘にアドバイスを求められたら、やっぱりウサギではなく、「カメのように実直に歩いていけばいい」と助言するような気が。。。
2010年05月05日
社員をサーフィンに行かせよう。
割合最近の本ですが、「名著」との呼び声も高い一冊。
前々から「読んでみたい本リスト」には名を連ねていたんですが、知人の方からお借りして、ようやく目を通すことができました。
ご存知、環境問題を意識した斬新な経営手法で注目を集める、パタゴニアの創業者が書いた経営哲学本。
「社員をサーフィンに行かせよう」のタイトル通り、普通の人にはおよそ「異世界」のような、そんな会社の仕組みが紹介されています。
楽しく仕事をすることを追求し、フレックスタイム制を導入し、車内に託児所を設け、常に最高品質の製品を追求する――。
「理想の彼方」にあるような究極の会社像が、現にしっかりと機能しているというんですから、ホントに凄いなと思います。
地球環境の保全を声高に唱えつつも、「自分たちの経済活動自体が、地球環境の悪化を少なからず助長している」という大いなる矛盾を素直に認め、そのうえで、でき得る最大限の努力を続けていく姿勢が胸を打ちます。
現実的には、シーシェパードの援助などさまざまな問題もはらんでいるようですか、その思想や理念、働きやすい職場環境の創造、などを見るにつけ、
自分もこんな会社を創れたらいいな――
と、純粋にそんな気にさせてくれる一冊です。
前々から「読んでみたい本リスト」には名を連ねていたんですが、知人の方からお借りして、ようやく目を通すことができました。
ご存知、環境問題を意識した斬新な経営手法で注目を集める、パタゴニアの創業者が書いた経営哲学本。
「社員をサーフィンに行かせよう」のタイトル通り、普通の人にはおよそ「異世界」のような、そんな会社の仕組みが紹介されています。
楽しく仕事をすることを追求し、フレックスタイム制を導入し、車内に託児所を設け、常に最高品質の製品を追求する――。
「理想の彼方」にあるような究極の会社像が、現にしっかりと機能しているというんですから、ホントに凄いなと思います。
地球環境の保全を声高に唱えつつも、「自分たちの経済活動自体が、地球環境の悪化を少なからず助長している」という大いなる矛盾を素直に認め、そのうえで、でき得る最大限の努力を続けていく姿勢が胸を打ちます。
現実的には、シーシェパードの援助などさまざまな問題もはらんでいるようですか、その思想や理念、働きやすい職場環境の創造、などを見るにつけ、
自分もこんな会社を創れたらいいな――
と、純粋にそんな気にさせてくれる一冊です。
たまたま。
またまた「偶然」がテーマの一冊。
統計学や確率論などの話をつづった一冊。最近、この手の本を立て続けに読んでいるせいで、個人的にはちょっと胸やけ気味になってきましたが、それでもなかなか面白く読ませていただきました。
ただ、先日、『リスク ―神々への反逆―』という同種の本を読んだばかりで、前半、これまでの確率論の歴史を振り返る部分は、ほぼ同じ内容なのかな〜と。
『リスク』を読んだ方には、ちょっともの足りないと思いますが、「まだ読んでいない」という方なら、きっと楽しく読める一冊だと思います。
で、本の中で面白かったのが、昔、アメリカの新聞コラムで大きな話題となったという読者投稿コーナーのお話。
その質問コーナーに、ある日、こんな投稿が届いたそうです。
テレビのゲーム番組で、競技者が三つのドアの選択権を与えられるとします。一つのドアの後ろには車が、残りのドアの後ろにはヤギがいます。競技者が一つのドアを選択したあと、すべてのドアの後ろに何があるかを知っている司会者が、選ばなかった二つのドアのうちの一つを開けます。そして競技者にこう言います。「開いていないもう一つのドアに選択を変えますか?」選択を変更することは競技者にとって得策でしょうか?
これは、当時のとあるテレビ番組が元ネタになっているようですが、あなたなら、この質問者にどう答えますか?
この質問者に、雑誌の投稿コーナーでは、
「選択を変えた方がよい」、と答えたといいます。
さて、あなたはこの回答をどう思いますか?
よ〜く、考えてみてください。
…と、まあ、こんな具合に、「人はいかに間違った選択を直感で行ってしまうのか」や、「人々はなぜ、偶然の成功を、後から「必然だった」と考えてしまうのか」などなど、陥りやすい日常の誤解や誤認を暴いていってくれます。
著者によれば、「成功というのは偶然の産物」であるとのこと。だから、IBMのパイオニア、トーマス・ワトソンが言ったように、「もし成功したければ、失敗の割合を倍にしろ」というのが正解なんだとか。
われわれにできるのは、打席を多くし、より危険を冒し、チャンスを捉える数を多くすること。これならば、自らのコントロールでなんとかなる。そう、偶然に発生する「成功」が訪れるまで。
こう考えると、「下手な鉄砲、数打ちゃ当たる」なんてフレーズも、あながち的を射ているわけで、
昔から残る格言やことわざって、ホントすごいな〜と、しみじみ感じてしまいました。
統計学や確率論などの話をつづった一冊。最近、この手の本を立て続けに読んでいるせいで、個人的にはちょっと胸やけ気味になってきましたが、それでもなかなか面白く読ませていただきました。
ただ、先日、『リスク ―神々への反逆―』という同種の本を読んだばかりで、前半、これまでの確率論の歴史を振り返る部分は、ほぼ同じ内容なのかな〜と。
『リスク』を読んだ方には、ちょっともの足りないと思いますが、「まだ読んでいない」という方なら、きっと楽しく読める一冊だと思います。
で、本の中で面白かったのが、昔、アメリカの新聞コラムで大きな話題となったという読者投稿コーナーのお話。
その質問コーナーに、ある日、こんな投稿が届いたそうです。
テレビのゲーム番組で、競技者が三つのドアの選択権を与えられるとします。一つのドアの後ろには車が、残りのドアの後ろにはヤギがいます。競技者が一つのドアを選択したあと、すべてのドアの後ろに何があるかを知っている司会者が、選ばなかった二つのドアのうちの一つを開けます。そして競技者にこう言います。「開いていないもう一つのドアに選択を変えますか?」選択を変更することは競技者にとって得策でしょうか?
これは、当時のとあるテレビ番組が元ネタになっているようですが、あなたなら、この質問者にどう答えますか?
この質問者に、雑誌の投稿コーナーでは、
「選択を変えた方がよい」、と答えたといいます。
さて、あなたはこの回答をどう思いますか?
よ〜く、考えてみてください。
…と、まあ、こんな具合に、「人はいかに間違った選択を直感で行ってしまうのか」や、「人々はなぜ、偶然の成功を、後から「必然だった」と考えてしまうのか」などなど、陥りやすい日常の誤解や誤認を暴いていってくれます。
著者によれば、「成功というのは偶然の産物」であるとのこと。だから、IBMのパイオニア、トーマス・ワトソンが言ったように、「もし成功したければ、失敗の割合を倍にしろ」というのが正解なんだとか。
われわれにできるのは、打席を多くし、より危険を冒し、チャンスを捉える数を多くすること。これならば、自らのコントロールでなんとかなる。そう、偶然に発生する「成功」が訪れるまで。
こう考えると、「下手な鉄砲、数打ちゃ当たる」なんてフレーズも、あながち的を射ているわけで、
昔から残る格言やことわざって、ホントすごいな〜と、しみじみ感じてしまいました。
2010年05月03日
1分間セールスマン。
先日読んだ「1分間マネジャー」のシリーズから。
先日、同じようにセールスの古典的な名著として知られる「ホイラーの法則」を読んだばかりですが、
クロージングまでのトークの組み立て方など、より具体的で実践的な手法が満載された同書と違い、
こちらの「1分間セールスマン」では、もっと精神的な部分といいますか、小手先のテクニックではないマインドに力点を置いたような一冊になっています。
例えば、
もっと愉快に、
もっと経済的にも成功し
しかも楽しむには、
自分が欲しいものを追うのをやめ、
他の人々が欲しがるものを
得る手段をしはじめる時である。
だとか、
人々はわれわれのサービスや製品や
アイデアを買うのではない。
それを用いるのを想像した際に、
どんな気持を起こさせるかを買うのである。
などなど。
ちょっと理想論的で、現場の営業スタッフからは、「そうはいってもねぇ・・・」なんて声が聞こえてきそうな気もしますが、
それにしても、こういったセールス手法を目指し、それを確立することができるとしたら、どれほどストレス・レスな毎日が待っているかと想像すると、
一度チャレンジしてみる価値はあると思います。
バリバリ飛び込み訪問営業をしていた、新卒のあの頃にこの一冊を手にしていたら、
きっと間違いなく仕事へのスタンスが変わっていただろうな〜と思う一方、
営業の仕事が楽しくなって、フリーライターになっていなかったのでは?なんて考えると、
出会わなかったのも必然、というべきでしょうか?
いずれにせよ、営業職に従事する方でなくても、「相手の立場に立って物事を考える」という思考の組み立て方は、自分を売り込むシーンで必ず役に立つはず。
「売り込みベタだな〜」なんて方には、心の負担を軽くしてくれるという意味でも、ぜひおすすめしたい良書です。
先日、同じようにセールスの古典的な名著として知られる「ホイラーの法則」を読んだばかりですが、
クロージングまでのトークの組み立て方など、より具体的で実践的な手法が満載された同書と違い、
こちらの「1分間セールスマン」では、もっと精神的な部分といいますか、小手先のテクニックではないマインドに力点を置いたような一冊になっています。
例えば、
もっと愉快に、
もっと経済的にも成功し
しかも楽しむには、
自分が欲しいものを追うのをやめ、
他の人々が欲しがるものを
得る手段をしはじめる時である。
だとか、
人々はわれわれのサービスや製品や
アイデアを買うのではない。
それを用いるのを想像した際に、
どんな気持を起こさせるかを買うのである。
などなど。
ちょっと理想論的で、現場の営業スタッフからは、「そうはいってもねぇ・・・」なんて声が聞こえてきそうな気もしますが、
それにしても、こういったセールス手法を目指し、それを確立することができるとしたら、どれほどストレス・レスな毎日が待っているかと想像すると、
一度チャレンジしてみる価値はあると思います。
バリバリ飛び込み訪問営業をしていた、新卒のあの頃にこの一冊を手にしていたら、
きっと間違いなく仕事へのスタンスが変わっていただろうな〜と思う一方、
営業の仕事が楽しくなって、フリーライターになっていなかったのでは?なんて考えると、
出会わなかったのも必然、というべきでしょうか?
いずれにせよ、営業職に従事する方でなくても、「相手の立場に立って物事を考える」という思考の組み立て方は、自分を売り込むシーンで必ず役に立つはず。
「売り込みベタだな〜」なんて方には、心の負担を軽くしてくれるという意味でも、ぜひおすすめしたい良書です。
2010年05月02日
実戦「不動産投資」入門。
目下、投資用物件を買う、ということはありませんが…。
現在、趣味の延長線上で、ファイナンシャル・プランナーの勉強をしていることはこのブログでもたびたび触れていると思いますが、
その絡みもあり、不動産投資の知識を深めるために、ちょっと読んでみた一冊です。
僕自身も、ご多分にもれず、『金持ち父さん貧乏父さん』なんかを読んでいるわけで、
そういう意味では、不動産投資に全く興味がない…というと、ちょっとウソになるような気も。
もし仮にマンション投資に手を出すとしたら、ベストセラーでも書いてウンと儲けが出たときの「節税対策で」かな〜なんて、
心の中でひそかに温めていたりはします。
ただ、不動産を購入する以外に、ライターの仕事の中で不動産の知識が何気に絡んでくる、ということも多いですから、
やっぱり読んでおいて損はなかったな〜と、本書の読破後にはそう感じます。
とりわけこの本が秀逸だと思わせるのは、プロの視点から、きちんと不動産投資のリスクを書き出してくれている点。
時代の波にうまく乗り、偶然に近い形で成功した方の実践法ではなく、
どうやったら「安全」で「より確実性の高い」不動産投資を行えるのかを、
丁寧に書き綴っているあたり、不動産に携わる者としての著者の良心を感じます。
全く不動産に興味のない方には、あまり楽しめない内容かもしれませんが、
ただ、広い意味では「我が家」だって、れっきとした不動産投資。
それだけに、どんな人が読んでも何かしら役立つ部分のある一冊だと思います。
250万円の資金から始める失敗ゼロにする実戦「不動産投資」入門
- 作者: 秋津 智幸
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2008/08/25
- メディア: 単行本
現在、趣味の延長線上で、ファイナンシャル・プランナーの勉強をしていることはこのブログでもたびたび触れていると思いますが、
その絡みもあり、不動産投資の知識を深めるために、ちょっと読んでみた一冊です。
僕自身も、ご多分にもれず、『金持ち父さん貧乏父さん』なんかを読んでいるわけで、
そういう意味では、不動産投資に全く興味がない…というと、ちょっとウソになるような気も。
もし仮にマンション投資に手を出すとしたら、ベストセラーでも書いてウンと儲けが出たときの「節税対策で」かな〜なんて、
心の中でひそかに温めていたりはします。
ただ、不動産を購入する以外に、ライターの仕事の中で不動産の知識が何気に絡んでくる、ということも多いですから、
やっぱり読んでおいて損はなかったな〜と、本書の読破後にはそう感じます。
とりわけこの本が秀逸だと思わせるのは、プロの視点から、きちんと不動産投資のリスクを書き出してくれている点。
時代の波にうまく乗り、偶然に近い形で成功した方の実践法ではなく、
どうやったら「安全」で「より確実性の高い」不動産投資を行えるのかを、
丁寧に書き綴っているあたり、不動産に携わる者としての著者の良心を感じます。
全く不動産に興味のない方には、あまり楽しめない内容かもしれませんが、
ただ、広い意味では「我が家」だって、れっきとした不動産投資。
それだけに、どんな人が読んでも何かしら役立つ部分のある一冊だと思います。
3分間日記。
こちらも知人の方からお借りした一冊。
やっぱり「お手軽」というキーワードが、この手の本を売る最大のポイントなのでしょうが、
「3分間」を標榜する本書では、日記を自分の夢や目標を、長期的・短期的に見つめるツールとして捉えているようです。
だから、あまり長い文章ではなく、まずは現在の目標、本日の出来事などを端的に箇条書きし、今やるべきことを明確に書き出して意識することで、夢へと着実に前進していこう、というのが本書の主張するところだと思います。
それにしても、単に日記のハウツーに終始するのではなく、
後半は、成功を手に入れるためのヒント、幸せな毎日を送るためのヒント、など、
自己啓発本や成功哲学本というカラーが如実に強くなってきて、
そういった方向の本が好きな方も、なかなか楽しく読めるのではないかな〜と。
それにしても、「今年の目標だから…」という理由で、ただ漫然と書き続けてきた日記ですが、
先日読んだ日記指南本も参考に、少し日記の書き方を方向転換しないとな〜と。
現在は単なる「乱文帳」になっていますが、「夢実現のためのツール」として活用できるように、徐々にブラッシュアップしていきたいと思います。
やっぱり「お手軽」というキーワードが、この手の本を売る最大のポイントなのでしょうが、
「3分間」を標榜する本書では、日記を自分の夢や目標を、長期的・短期的に見つめるツールとして捉えているようです。
だから、あまり長い文章ではなく、まずは現在の目標、本日の出来事などを端的に箇条書きし、今やるべきことを明確に書き出して意識することで、夢へと着実に前進していこう、というのが本書の主張するところだと思います。
それにしても、単に日記のハウツーに終始するのではなく、
後半は、成功を手に入れるためのヒント、幸せな毎日を送るためのヒント、など、
自己啓発本や成功哲学本というカラーが如実に強くなってきて、
そういった方向の本が好きな方も、なかなか楽しく読めるのではないかな〜と。
それにしても、「今年の目標だから…」という理由で、ただ漫然と書き続けてきた日記ですが、
先日読んだ日記指南本も参考に、少し日記の書き方を方向転換しないとな〜と。
現在は単なる「乱文帳」になっていますが、「夢実現のためのツール」として活用できるように、徐々にブラッシュアップしていきたいと思います。
2010年04月30日
「朝」日記の奇跡。
今年から日記をはじめているので。
筆者ご自身でも長い間日記を付け続けていて、とりわけ「朝」に日記をつけるのがいい!という内容をつづった一冊。
現在では「日記」の効用を説くハウツー本が数多く出回っていますので、今読んでみると、あまり目新しいことがないようにも見受けられますが、
「日記」を「夢」とつなげるあたり、あの「和民」の会長にも通じるところがあるような、そんな気がしながらざっと読破しました。
日記に関しては1年もののアナログタイプを使っていますので、この本に書かれているように、エクセルを使った日記というのは実感がわきませんが、
来年あたりは、デジタルで日記、というのもアリかな〜なんて。
でも、それならブログやツイッターで事足りるのでは?とも思います。
ブログで非公開にして、自分の日記を書きつづり、何かあれば瞬時に検索、という形の方が、
データのバックアップを取る必要がありませんし、クラウド化が進む今の時代にはマッチしているかなと思います。
もちろん、エクセルを使った時のように、自分仕様にカスタマイズするのは大変かもしれませんが…。
いずれにしても、日記→人生戦略立案のツールと考えていらっしゃる方なら、役立つ活用法が数多くあってとても有意義な一冊になるはず。
「朝3分で!」「最初の7日間はポジティブに!」「1文字でもいいから書く!」など、
日記を続けるためのコツなども紹介されていますので、
「毎年やろうと思うんだけど、なかなか続かなくて…」なんていう、
万年三日坊主的な方にも、おすすめのハウツー本かな〜と思います。
筆者ご自身でも長い間日記を付け続けていて、とりわけ「朝」に日記をつけるのがいい!という内容をつづった一冊。
現在では「日記」の効用を説くハウツー本が数多く出回っていますので、今読んでみると、あまり目新しいことがないようにも見受けられますが、
「日記」を「夢」とつなげるあたり、あの「和民」の会長にも通じるところがあるような、そんな気がしながらざっと読破しました。
日記に関しては1年もののアナログタイプを使っていますので、この本に書かれているように、エクセルを使った日記というのは実感がわきませんが、
来年あたりは、デジタルで日記、というのもアリかな〜なんて。
でも、それならブログやツイッターで事足りるのでは?とも思います。
ブログで非公開にして、自分の日記を書きつづり、何かあれば瞬時に検索、という形の方が、
データのバックアップを取る必要がありませんし、クラウド化が進む今の時代にはマッチしているかなと思います。
もちろん、エクセルを使った時のように、自分仕様にカスタマイズするのは大変かもしれませんが…。
いずれにしても、日記→人生戦略立案のツールと考えていらっしゃる方なら、役立つ活用法が数多くあってとても有意義な一冊になるはず。
「朝3分で!」「最初の7日間はポジティブに!」「1文字でもいいから書く!」など、
日記を続けるためのコツなども紹介されていますので、
「毎年やろうと思うんだけど、なかなか続かなくて…」なんていう、
万年三日坊主的な方にも、おすすめのハウツー本かな〜と思います。
2010年04月29日
3週間続ければ一生が変わる。
こちらも知人からお借りした一冊。
アマゾンでも結構な数のレビューが書かれていて、それなりに売れた本ですが、今まで本屋でさっと立ち読みする程度だったので、今回はしっかり読破することに。
タイトルから推察すると、習慣化を実践するためのハウツー本のように見えますが、かなりオーソドックスな形の成功哲学本、といった方が近いでしょうか?
内容も類書と似たり寄ったりな感は否めませんが、かなり平易でわかりやすくさらっと読めるので、普段あまり読書しないという方にはおすすめだと思います。
内容は?というと、
・天職を見つける
・小さなことを考えない
・正直という哲学を身につける
・日の出とともに起きる、などなど。
タイトルの「3週間続ける」については、
「最初の21日間を乗り切る」という項目で、ロケットの発射を例にとり、
ロケットが発射直後の二、三分で使う燃料は、その後に飛ぶ五十万マイル以上の距離で消費するより多いのとおなじで、最初の二十一日を乗りきれば、あたらな習慣を身につけてすすむのは、想像していたよりはるかに楽なことに気づくでしょう。
と、書いています。
すごく斬新な事柄は見当たりませんが、その分、どの成功哲学本でも見られるような不偏的な内容ばかり。
そういう意味では、とても役立つ一冊だと思います。
ただ、成功哲学本を読み漁っている方には、ちょっともの足りないかな〜、というのが正直な印象です。
アマゾンでも結構な数のレビューが書かれていて、それなりに売れた本ですが、今まで本屋でさっと立ち読みする程度だったので、今回はしっかり読破することに。
タイトルから推察すると、習慣化を実践するためのハウツー本のように見えますが、かなりオーソドックスな形の成功哲学本、といった方が近いでしょうか?
内容も類書と似たり寄ったりな感は否めませんが、かなり平易でわかりやすくさらっと読めるので、普段あまり読書しないという方にはおすすめだと思います。
内容は?というと、
・天職を見つける
・小さなことを考えない
・正直という哲学を身につける
・日の出とともに起きる、などなど。
タイトルの「3週間続ける」については、
「最初の21日間を乗り切る」という項目で、ロケットの発射を例にとり、
ロケットが発射直後の二、三分で使う燃料は、その後に飛ぶ五十万マイル以上の距離で消費するより多いのとおなじで、最初の二十一日を乗りきれば、あたらな習慣を身につけてすすむのは、想像していたよりはるかに楽なことに気づくでしょう。
と、書いています。
すごく斬新な事柄は見当たりませんが、その分、どの成功哲学本でも見られるような不偏的な内容ばかり。
そういう意味では、とても役立つ一冊だと思います。
ただ、成功哲学本を読み漁っている方には、ちょっともの足りないかな〜、というのが正直な印象です。
2010年04月28日
1分間マネジャー。
知人から借りた名著のひとつ。
今では「部下を褒めて伸ばす」なんて、結構そこらへんで聞くフレーズのように思えますが、
この本が出た1983年頃は、一体どうだったんでしょうか?
今でも読まれ続けるビジネス書の歴史的名著の一つですが、
その秘密は、やはり「1分間」というキャッチーなタイトルと、簡潔ながら実りの多いその内容にあると思います。
単に理論を並べたてる解説書ではなく、一つの物語形式になっていますので、
難解なビジネス書が苦手という方でも、きっとすんなりと腑に落ちるはず。
冒頭、物語の中で、優秀なマネジャーの象徴として描かれている<1分間マネジャー>が座右の銘として紹介するフレーズに、
「気分のよい部下は、よい結果を生む。」
なんていうのが出てきますが、
これ以外にも、いかに人をうまく導いていくとよいか、その方法にまつわる「金言」が随所にちりばめられています。
特に、<1分間叱責法>の中で語られている、
失敗を犯した「人間」を叱るのではなく、はっきりと具体的に「行動」を叱る、という部分などは、
先日読んだ『EQ』に書かれていた、
夫婦間のもめごとでは、決して相手の人格を否定する言い方をしてはいけない。常に相手の「行動」について指摘しないといけない。
という内容にも通じる部分があると感じました。
また、
先日読んだ、リスクや確率に関する本の中に、「平均回帰」というお話が出てきていたんですが、そこで、
「叱ることで部下がいい結果を出す」という思考回路には、実は大きな勘違いが潜んでいて、
単純に、その人の実力の平均値よりひどく悪い結果が出た時に叱るから、その次には平均値に近い結果が出る確率が高く、結果的に叱った効果が現れたように見えるにすぎない。
なんて内容が書かれていたことも思い出し、
「褒め方」「叱り方」の大切さを、今一度考えさせられました。
人間性は否定せず、本人が犯した行動のみを叱り、そのうえで最後に、「自分は君の味方だ」「高く評価している」という絶対的な好意を表現する――。
…難しいそうに聞こえますが、この本を読んでいると、「なんだ、簡単そうだな〜」と思わせくれるところが、この本の魅力なのかもしれません。
僕自身、個人事務所ですから、あまりマネジメントスキルをフルに発揮するというシーンはすくないんですが、
それにしても、外部のスタッフさんと一緒にお仕事をしたり、ましてや家族内では、しっかり子供を育てるマネジャーの一人なわけで。
こうした観点からすれば、どんな方が読んでも、何かしら為になることの多い一冊だと思います。
人材掌握術に悩む方は、ぜひご一読を。
今では「部下を褒めて伸ばす」なんて、結構そこらへんで聞くフレーズのように思えますが、
この本が出た1983年頃は、一体どうだったんでしょうか?
今でも読まれ続けるビジネス書の歴史的名著の一つですが、
その秘密は、やはり「1分間」というキャッチーなタイトルと、簡潔ながら実りの多いその内容にあると思います。
単に理論を並べたてる解説書ではなく、一つの物語形式になっていますので、
難解なビジネス書が苦手という方でも、きっとすんなりと腑に落ちるはず。
冒頭、物語の中で、優秀なマネジャーの象徴として描かれている<1分間マネジャー>が座右の銘として紹介するフレーズに、
「気分のよい部下は、よい結果を生む。」
なんていうのが出てきますが、
これ以外にも、いかに人をうまく導いていくとよいか、その方法にまつわる「金言」が随所にちりばめられています。
特に、<1分間叱責法>の中で語られている、
失敗を犯した「人間」を叱るのではなく、はっきりと具体的に「行動」を叱る、という部分などは、
先日読んだ『EQ』に書かれていた、
夫婦間のもめごとでは、決して相手の人格を否定する言い方をしてはいけない。常に相手の「行動」について指摘しないといけない。
という内容にも通じる部分があると感じました。
また、
先日読んだ、リスクや確率に関する本の中に、「平均回帰」というお話が出てきていたんですが、そこで、
「叱ることで部下がいい結果を出す」という思考回路には、実は大きな勘違いが潜んでいて、
単純に、その人の実力の平均値よりひどく悪い結果が出た時に叱るから、その次には平均値に近い結果が出る確率が高く、結果的に叱った効果が現れたように見えるにすぎない。
なんて内容が書かれていたことも思い出し、
「褒め方」「叱り方」の大切さを、今一度考えさせられました。
人間性は否定せず、本人が犯した行動のみを叱り、そのうえで最後に、「自分は君の味方だ」「高く評価している」という絶対的な好意を表現する――。
…難しいそうに聞こえますが、この本を読んでいると、「なんだ、簡単そうだな〜」と思わせくれるところが、この本の魅力なのかもしれません。
僕自身、個人事務所ですから、あまりマネジメントスキルをフルに発揮するというシーンはすくないんですが、
それにしても、外部のスタッフさんと一緒にお仕事をしたり、ましてや家族内では、しっかり子供を育てるマネジャーの一人なわけで。
こうした観点からすれば、どんな方が読んでも、何かしら為になることの多い一冊だと思います。
人材掌握術に悩む方は、ぜひご一読を。
新宿駅最後の小さなお店ベルク。
不覚にも全く知りませんでした、このお店。
まあ、無理もないんですがね。過去、東京に住んでいたのは、サラリーマン時代の1カ月半ぐらいですから。
それにしても、新宿駅のビル地下で、個人店がビア&カフェを営んでいくには、それなりの苦労と努力があるようで。
僕も年間100店舗以上は個人店を取材していると思いますが、
こういったオーナーの想いがつまりつつ、一方で、冷静に計算が施されたお店というのは、
きっと長生きするんだろうな〜と思います。
本の中で「続けていくことの大切さ」というのが随所に触れられていますが、
やっぱり理想の店を実現するには、この「続ける」というのが一番のキーワードのように思います。
ビジネス書としての魅力は若干薄いような気もしますが、飲食店経営者にとっては参考になる店も多々あるはず。
なにより、この店に一度行ってみたくなる、そんな一冊です。
新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)
- 作者: 井野朋也(ベルク店長)
- 出版社/メーカー: ブルース・インターアクションズ
- 発売日: 2008/07/04
- メディア: 単行本
まあ、無理もないんですがね。過去、東京に住んでいたのは、サラリーマン時代の1カ月半ぐらいですから。
それにしても、新宿駅のビル地下で、個人店がビア&カフェを営んでいくには、それなりの苦労と努力があるようで。
僕も年間100店舗以上は個人店を取材していると思いますが、
こういったオーナーの想いがつまりつつ、一方で、冷静に計算が施されたお店というのは、
きっと長生きするんだろうな〜と思います。
本の中で「続けていくことの大切さ」というのが随所に触れられていますが、
やっぱり理想の店を実現するには、この「続ける」というのが一番のキーワードのように思います。
ビジネス書としての魅力は若干薄いような気もしますが、飲食店経営者にとっては参考になる店も多々あるはず。
なにより、この店に一度行ってみたくなる、そんな一冊です。