2011年02月28日

競争の作法。

読書の更新がとんとご無沙汰でしたが、

最近読んだビジネス書の一冊をご紹介しようかな、と。

競争の作法 いかに働き、投資するか (ちくま新書) [新書] / 齊藤 誠 (著); 筑摩書房 (刊)

昨年、エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10の第1位に選ばれた!

…という帯に惹かれて、仕事の移動中に読もうと購入したのがこの『競争の作法』。

一橋大学大学院の教授の方が書かれた一冊のようですが、

これが実に面白い!


「デフレ」だの「円高」だの、経済分野に明るくない一般の人の間でも、

いろんな経済用語が飛び交う昨今ですが、

そんな日本を取り巻く経済状況を、

具体的な数字を用いて分かりやすく解説してくれています。


なんでも、本書によれば、最近の円高は、

実質的には決して「円高」ではなく、むしろまだまだ「円安」なんだとか。



日本経済の現況を決して明るいものではないと書きながらも、

「一人一人、今直面する課題を丁寧に考えていくことから道は開けるのでないだろうか」と、

著者の方は語っておりますが、

結局、目の前のことを愚直にこなしていくこと、

競争社会と真正面から向き合い、努力を続けていくことが大切なのかな、と。


そんな風に改めて感じさせられた一冊でした。

posted by もっぴ at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月05日

広告マーケティング21の原則。

こんにちは。

再度登場しましたフリーライターの平井です。

またまた、最近読んだ本の話題です。

広告マーケティング21の原則 [単行本(ソフトカバー)] / クロード・ホプキンス (著); 臼井 茂之, 小片 啓輔 (監修); 伊東 奈美子 (翻訳); 翔泳社 (刊)

この『広告マーケティング21の原則』は、19世紀から20世紀初頭にかけて活躍した、

アメリカの著名なコピーライター、クロード・C・ホプキンス氏による著作です。


フリーライターという肩書きでブログを書いておりますが、

最近は、いわゆるコピーライター的な仕事もかなりの割合を占めておりまして、

「ここらできちんと広告製作の勉強もしておかないかんな〜」なんて、

一昨年あたりから折を見て自学自習を進めているんですが、

そんな中で出会ったのがこの一冊です。


いや〜、めちゃめちゃ古い本ですが、

さすがいまだに読み継がれる名著だけあって、

本当に奥が深いというか、色あせていないというか。

年末あたりから、すでに何度も読み返しております。


情報に具体性を持たせることの重要性、

見出しがいかに大切なものなのか、などなど、

コピーをを書いたり、広告を製作する際に、

押さえるべきポイントを分かりやすく解説してくれていて、

改めて勉強させられる部分が多いな〜と。


あと、ちょっと嬉しかったのが、こんな一文。

「広告業界で成功している人の多くは元セールスマンだ。その中でも特に優秀な人々は、訪問販売員として戸口に立った経験を持っている。」

え? ホ、ホント??

立ってる! 立ってる!! 僕、立ってますよ(笑)

何を隠そう、私、フリーライターになる前は、戸口に立って訪問販売をしておりました。

世界的な巨匠にこんなことを言われると、なんだか俄然、やる気がでちゃいます!!


…と、まあ、基本的には、広告制作、とりわけコピーライターの方向けの本なんですが、

最近では、ホームページの文章を自分で考える、なんて方も多いと思いますから、

そんな方がキャッチコピーを考える上でもとても参考になる一冊ではないでしょうか?



それにしても、仕事に対する姿勢にはなかなか厳しい方のようで。

「この種の(間違ったコピーを書いた)広告製作者は自分の役割を放棄している。自分がセールスマンであることを忘れ、役者になろうとする。売り上げではなく、喝采を求める。」

う〜ん、深い。そうなんです。特にコピーライターって、この辺のバランスが難しいんですよね。売れる文章とカッコイイ文章は決してイコールじゃない。プロとして改めて肝に銘じておかないといけないことですよね。


そして、

「この業界に怠惰な人間の居場所はない。」

…。

はい、怠けることなく日々精進したいと思います。。。先生。

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子育てのツボ。

またまた、名古屋のフリーライター・平井です。

最近すっかり更新が滞り気味でしたが、

そんな忙しい間でも、「読書だけは!」と、

コツコツ読んでいた本の中の1冊をご紹介します。

夜回り先生50のアドバイス 子育てのツボ [単行本(ソフトカバー)] / 水谷 修 (著); 日本評論社 (刊)

タイトルは『夜回り先生50のアドバイス 子育てのツボ』。

あの「夜回り先生」として有名な、水谷修さんが書かれた一冊です。


僕自身、二人の子供の親として奮闘する毎日が続いておりますが、

そんな子育て真っ最中の親たちに送るメッセージを綴った子育て本です。


水谷さんが感じた「理想の親子像」について書かれているわけですが、

全体を読んで感じるのは、「親がきちんとした親であることが重要」だということ。


子供とのスキンシップを大切にしたり、

きちんと学校の行事に参加したり、

普段から日々の出来事に耳を傾けたり。


こうした「誰もが『良い』と思っていること」を、

実践できるかどうかが一番大切なんだろうなと感じました。


なかでも、相方と一緒に感銘を受けたのは、

「子どもが罪を犯したら、その責任は親が取らなくてはいけない」というフレーズ。

また、本には、(犯罪を冒すなどの問題が起きた時に)「事なかれ主義で押さえたり、隠そうとすると、子どもはどんどんエスカレートします。絶対に、親には子どもの姑息な尻拭いをしてほしくありません」ともありました。


大切なのは、親としての責任を全うすること。

厳しい現実を直視し、真正面から受け止める覚悟を持つこと。



決して分厚い本ではなく、さらりと読める内容だったんですが、

親自身が「責任の取れる大人」になることが、

「自立したひとりの人間を育てる」ことになるのかな〜と、

なんだか深く考えさせられた一冊でした。

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2010年12月19日

働かないって、ワクワクしない?。

仕事への意欲が削がれる!…わけではありません。

働かないって、ワクワクしない? [単行本] / アーニー・J. ゼリンスキー (著); Ernie J. Zelinski (原著); 三橋 由希子 (翻訳); ヴォイス (刊)

先ほどの『こころのウイルス』に引き続き、こちらもなかなか誤解を招きそうなタイトルですよね?

タイトルから内容を想像すると、「いかに仕事をさぼって生きるか?」みたいな、ネガティブ要素満載のハウツー本のようですが、

実際の中身は、「人生の目標をきちんと明確にしよう」といった感じの自己啓発本になっています。

まずは「あくせく働く意味」を問うところから話がはじまり、

人生の最終的な目標は、「仕事一辺倒な暮らし」ではないと指摘。

その後、仕事に費やす時間を見直すことで、その他の趣味や余暇の時間を充実させてみてはどうか?と提案した上で、

さらに、自分が本当に求めている夢や目標に向かって、仕事を変えたり、自由時間を有効活用すれば、もっと素晴らしい人生を歩んでいけるはずだと説く。

…とまあ、ざっくりと言えば、こんな感じの内容になっています。


この訳書は2003年発刊ですから、世に出てからもうしばらく経過しているわけですが、

仕事ばかりに邁進し、疲弊してしまう人が多いという現実は、今もなんら変わりがないような気がします。

基本的に「足るを知る」こと。現状の生活にひとまず満足した上で、人生の本当の目的とは何か?という問題にきちんと目を向ける。

あらためて「人生にとって何が大切か?」を考え直すきっかけを与えてくれるような一冊です。


「最近、仕事中毒気味だな〜」なんてお感じの方、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか?

…なんて、どっぷり仕事中毒なフリーライターが書いて、どれほど説得力があるのかは疑問ですが。。。

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こころのウイルス。

あなたの心も病魔に侵されていたりして。

こころのウイルス [単行本] / ドナルド ロフランド (著); 上浦 倫人 (翻訳); 英治出版 (刊)

タイトルをぱっと見ると、「平井さん、なんだか大丈夫?」なんてあらぬ憶測を生みそうでちょっと心配ですが、

「こころのウイルス」とは、一般的な「心の病」だけを意味するものではなく、例えば「どうしてもタバコが止められない」とか、「いつも用事を先延ばしにしてしまう」といったクセや習慣の部分などにもスポットを当てたもっと広い意味合いのフレーズでして、

そんな悪い行動や思考の原因を作り出す「因子」を探り当て、うまく付き合ったり、取り除いたりする方法を紹介しているのがこの本です。

なんだか、個人的にはちょっぴり宗教チックな雰囲気が漂っているかな〜なんて思いますので、そういった類の話はゴメン!という方には、ちょっと馴染まないかもしれませんが、

普段の生活の中で「どのように心の平穏を保てばいいのか」を考えたり、

ウツ病にならないための「予防」や「注意喚起」を促す意味においては、

なかなか有効そうな手立てがたくさん紹介されています。

「心の健康を保ちたい!」と考えていらっしゃる方なら、読んでみて損はない一冊ではないでしょうか?
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2010年12月14日

ほったらかし投資術。

30過ぎての「初体験」♪

ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド (朝日新書) [新書] / 山崎 元, 水瀬ケンイチ (著); 朝日新聞出版 (刊)

突然ですが、みなさんはどんな方法で本を購入しますか?

僕は、通常、本屋さんの店内を歩きまわりながら、立ち読みしつつフィーリングで購入するというパターンがほとんどで、

実は、発売前の本を予約する、ということを全くしたことがありませんでした。


なんせ、あの国民的ゲーム「ドラクエ」をゲットするためにも、事前予約があるにも関わらず、店頭の長蛇の列にしっかり並んでおりましたし、

そもそも、平井家では、「レストランを予約する」という行為は言うに及ばず、「ビデオの録画予約」ですら、番組が始まってから慌てて設定するぐらいでしたから、

きっと、僕のDNAには、「予約」という概念が欠落しているんだと思います。。。


…とまあ、前置きが長くなりましたが、そんな僕が、おそらく人生で初めて「予約」して購入した本がコレ。

以前からこのブログでもたびたび山崎さんの著書は紹介していますが、テレビ・雑誌などでおなじみの経済評論家・山崎元さんと、ブログ『梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー』で有名な水瀬ケンイチさんの2人による、インデックス投資に関する本です。

山崎さんの著書は、いつも業界の(たぶん)タブーに踏み込んだ切れ味鋭い主張が満載で、とても楽しませていただいていますし、

個人的に「長期投資」の考え方がブームだったりして、今回は「待ちに待った!」という感じの一冊だったんですが、

内容は、サブタイトル通りの「インデックス運用実践ガイド」。

著書である2人が、それぞれパートを分けて、ご自身の主張や考え方を展開されています。


現在おすすめのETFなんかの紹介もあったりして、実用性という観点ではとても役立つ一冊に仕上がっているとは思いますが、

ただ、水瀬さんが書く文章は平易で「本当の入門編」という感じなのに対し、山崎さんの書く文章は少し難解で(これが山崎節という気もしますが)「初級〜中級者向け」という感じに仕上がっていて、

それが一冊の本の中で交互に展開されると、なんだか少し違和感がありますし、

どちらの著者の文章も、限られた分量の中で「帯に短し襷に長し」になっている感が否めません。。。

もちろんこれはこれで「面白い試み」だとは思いますが、一読者としては、それぞれ別々の著書としてあらためて読んでみたいなと思いました。


もし「今、投資に興味がある!」という友人に勧めるなら、個人的には『超簡単 お金の運用術』(紹介記事はこちら)の方がいいかなぁ〜。

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2010年12月12日

敗者のゲーム。

長期投資を志す人のバイブル的な存在。

敗者のゲーム―なぜ資産運用に勝てないのか [単行本] / チャールズ・D. エリス (著); Charles D. Ellis (原著); 鹿毛 雄二 (翻訳); 日本経済新聞社 (刊)

最近では、インデックス運用という言葉もだいぶメジャーになってきて、なんだか「長期投資」が若い人の間にもにわかに注目されているようが気がするんですが(個人的に興味があるだけかな?)

で、そんな「長期投資愛好家」の方のバイブル的な存在なのがこちら。『敗者のゲーム』です。

先日、かかりつけの内科に娘を連れていく時、「敗者(歯医者)のゲームを内科で読もうかな〜」なんて言ったら、相方から今までにない苦笑いが返ってきましたが(笑)、

そもそも、この「敗者のゲーム」というのは、スポーツなどあらゆる戦いに当てはまることのようで、

例えば、プロのテニスプレイヤー同士の競い合いは、勝った人が「勝とう!」と思って起こしたハイレベルなプレーが雌雄を決するわけですが、

これがアマチュアのプレイヤー同士の試合になると、「勝とう!」としたプレーが原因ではなく、敗者のミスの積み重ねによって勝負が決まる。

前者のことを「勝者のゲーム」だとするなら、後者の試合は、いわば「敗者のゲーム」。

そんな「敗者のゲーム」の理屈が、投資の世界にも当てはまる、当てはまってきている、というのがこの本の著者の主張です。

では、「敗者にならない」「ミスを起こさない」投資をするには?

その答えが「インデックスファンドへの投資」だといいます。


…とまあ、詳しい投資の分析などは本を見ていただくとして、長期投資には短期の成績に左右されない「ハートの部分」が大切だと力説していたり、

「自分の住宅を投資資産を考えてはいけない」ことや、「貯蓄を続けること」の大切さ、「インフレ」の怖さ、さらには長期的な視野できちんと運用のプランニングをすることの重要性を示すなど、いろんなことを気づかせてくれる一冊になっていると思います。

投資に詳しい人も、そうでない人も(実際、自分も“そうでない”部類ですし)、

将来のライフプランを組み立てる上で、とても参考になる名著だと思います。

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見直し以前の「いる保険」「いらない保険」の常識。

最近、この手の本って多いような気もしますが。。。

見直し以前の「いる保険」「いらない保険」の常識 (講談社の実用BOOK) [単行本(ソフトカバー)] / 清水 香 (著); 講談社 (刊)

家や自動車と違って、お金を支払っても特に現物が残るわけではありませんし(家や自動車でも、資産価値を考えると、いいかどうかは疑問を挟む余地はありますが)、なんとなく支払い続けているという人が多い。それが大方の「保険の実態」だと思います。

で、この本では、そんな「保険」について、タイトル通り「いる」「いらない」という観点から、読者目線で冷静に判断を下してくれています。

例えば、基本的にはほとんどの人に「医療保険がいらない」実態だとか

長期的に金利が固定されてしまう」というデメリットから、「学資保険はおすすめできない」と提示してくれていたり。

もちろん、保険というのは、それぞれのライフスタイルや価値観によって加入すべき商品が大きく異なる性質のものだと思いますが、

基本的に「保険は必要最低限のものに入ること。保険と貯蓄は切り離し、いろんな出費に対応できる柔軟性を確保した方がいい」という著者の方のスタンスに、純粋な良心を感じたりします。

もっとも、著者の方のPRという部分は少なからず含まれていると思いますが、それを割り引いたとしても、「保険についてあまり知らない」と言う人には、なかなか読みやすくて良い一冊なのではと思います。

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2010年12月11日

仕事は楽しいかね?。

先日、『2』を読んだもので…。

仕事は楽しいかね? [単行本] / デイル ドーテン (著); Dale Dauten (原著); 野津 智子 (翻訳); きこ書房 (刊)

『2』の方は、組織の在り方、上司と部下の関係について書いた一冊になっていましたが、こちらの『1』の方は、仕事への取り組み方、考え方などを諭したもの。

『2』と同様…というのも変な感じですが、スト―リー仕立てになっていて、とても読みやすいのが特長ですね。

ありきたりな成功本では、「とにかく真面目に努力する」みたいなのが推奨されていて、ついつい「そればっかりでもないでしょ?」なんて疑問を挟みたくなってしまうんですが、

その点、この本は、巷の自己啓発本とはちょっと視点が違っているのが魅力的だな〜と思います。

例えば、こんなことが書かれています。

これは僕の大好きな言葉の一つなんだ。
“遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る”

問題は、才能のあるなしでもなければ、
勤勉かどうかってことでもない。
コイン投げの達人じゃないってことなんだ。

…ここだけ切り取ると、なんだか意味が分からないかもしれませんが、

成功者のエピソードというのは、かなりの割合で、「後付け」の理由が乗っかってしまっていて、

本当は偶然に成功しただけだったとしても、「あそこでこうしたから成功したんだ」とか、「こういった考えで行動したのが良かった」なんて形で、「成功の理由」を事後的に盛ってしまうことが多い。

…まあ、この辺は、マスコミがいけない部分もあって、なんとなく自戒の念も込めて、という感じにはなるんですが。。。

で、そんなバイアス?の説明について、この本の中では、「コイン投げ」の例え話を挙げています。

コイン投げを1000人の参加者が一斉に行うと、連続して7回投げ終わった時点で、表が出続ける人が確率的に8人ほど現れる。

8/1000の確率。その数字だけをみると、なかなかスゴイ感じがしますよね。

で、こうなってくると、「その生い立ちを聞かれたり、急にアドバイスを求められるようになる」とこの本では書いています。

確かに。ビジネスで少し成功すると、いろんな人が寄ってくる。そんなシーンってよく見られますよね。

でも、それって純粋にその経営者の実力かどうかは変わりません。コイントスと同じ理屈で、「なんにも考えずにただ投げ続けているだけ」だったりするわけです。

じゃあ、成功を掴むためにはどうすればいいか。人よりも数多く表を出すにはどうしたらいいか。

そう。単純に「人より多くコインを投げる」。それに尽きるわけです。


いろんなことにチャレンジする。とにかく手を出してみる。

そして、成功するか否かは天に任せる。

そういう意味では、新たなことに挑戦し続けるという「努力」、未知の分野に挑み続けられる「才能」は必要かもしれませんが、

コイントスをし続けることなら、なんだか自分にもできそうですよね?


…とまあ、本のニュアンスとは若干違うかもしれませんが、終始こんな感じで、新しい考え方を与えてくれるような内容になっていますので、

現状の仕事への取り組み方になんとなく「行き詰まり感」のある方には、なかなか刺激的で面白い内容ではないかな〜と。


ちなみに、そのほかにも…、


成功するというのはね、右に倣えをしないっていうことなんだ。


彼らはね、他人を凌駕する人材になろうとしているけど、
それを他人と同じような人間になることで
達成しようとしているんだ。


問題は、平均より上の人があまりに多くて、
みんな普通になってしまっているってこと


新しいアイデアというのは、
新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。


などなど。

アウトローな生き方をまっしぐらで進行中のフリーライターにとっては、なんだか背中を押してくれているような言葉が多くて、心地よかったりするんですが(笑)、

そんな自分の嗜好を抜きにしたとしても、何かにチャレンジしたいと考えている人にとっては、とても大きな勇気をもらえる一冊だと思います。

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2010年12月05日

書いて生きていく プロ文章論。

うまく文章を書くには?と聞かれたら、この本を渡そう!…かな。

書いて生きていく プロ文章論 [単行本] / 上阪 徹 (著); ミシマ社 (刊)

最近、異業種の方と交流するシーンが増えてきて、そんな中で必ずといっていいほど「自分も本が出したい!」という話題に遭遇するんですが、

その方の文章を読ませていただいた時、ほぼ必ず!といっていいほど、

「この文章、きちんと読者を想定して書いているのかな〜」という感想を抱きます。


以前、とある人に、「プロとアマチュアとの違いってなんですか?」と言われた時、「お金をもらっているかどうか?」という答えをしたことがありますが、

単純に「プロとアマの違い」を語るのではなく、ライターとしての技術的な「プロ」と「アマチュア」との違いを言うとしたら、「きちんと読者を意識して書いているか?」という部分に尽きるのではないかな、と思います。

…まあ、自分の仕事を振りかえってみると、あんまり大そうなことは言えんかな〜なんて思ったりもしますが(苦笑)

文章というのは、その前提として「どんなメッセージを、どんな対象に向けて伝えたいのか」というテーマがあります。

本が好きな人にとって、読書は「楽しみの一つ」かもしれませんが、一般の方にとっては必ずしもそうではない。読書数の統計で「月間0〜1冊」が大半を占めていることからも、それは明らかでしょう。

となると、きとんとメッセージを届けるためには、「ターゲットの読者に興味を持ってもらうために、どのような文章に仕上げるべきか?」をきちんと考える必要があるわけです。

例えば、20代に伝えたいのに難しい漢字ばかりでは敬遠されてしまう。逆に、レベルの高い内容を求めている方なら、あまりにも平易な言葉遣いばかりでは飽きられてしまう。

また、同じトピックでもどんなポイント・切り口で読ませた方がより興味を抱いてもらえそうか?など、

ターゲットに応じた文章に仕立て上げることが求められるわけです。


…と、まあ、このあたりの内容を平易な文体でまとめてあるのが、この『プロ文章論』。

求人関係の広告原稿を手掛けていたり、ビジネス関係の執筆を結構していたり…と、著者の方と仕事内容がかぶる部分が多いので、なんだかフィーリングが合うという部分は否めませんが、

文章の心得、ライターの心得を学ぶ本としては、なかなか良い一冊なのではないでしょうか?

僕自身、これからの発展のためにも、初心にかえる意味でも、もう少し読み込んで自らの糧にしたいな〜と思います。



…ちなみに、この著者の方は、直近10年間の売上が3億円超。

単純に、年間3000万円以上を稼いでいる計算になります。


というわけで、僕の来年以降の目標は、「向こう5年間で、フリーライターの年間売上3000万円超」にしようかな、と(笑)


「土日はきちんと休んで、年に2・3回は海外旅行に行っている」という記述を見て、

よし、この方が休んでいる間にコツコツ努力すれば、きっとそのうちこのクラスには這いあがれるな!なんて心底考えちゃうあたり、

僕はつくづく変なフリーライターなんだろうな〜なんて思ったりしますが(苦笑)、


…ともあれ、今後も、クライアントさんのご要望に少しでも応えられるように、

どん欲に自己成長していきたいなと思います。

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孫子。

深い。深イイ話が満載。…って、当の番組はまだ続いているんでしょうか??

新訂 孫子 (岩波文庫) [文庫] / 金谷 治 (翻訳); 岩波書店 (刊)

『孫子』といえば、ビジネスシーンでも『孫子の兵法』として、さまざまな解説がなされていることで有名ですが、

できるだけ原文に近いものを当たった方がいいのでは?と思いながら、図書館で岩波文庫の『孫子』を手に取ってみました。

それにしても、いや〜、深い。深すぎる! 僕みたいな凡人には、ちょっと異次元な感じさえ漂わせるほどの「底なし沼」ですが、

こういう内容だからこそ、世代を問わず、悠久の時を越えて読み継がれるんだな〜としみじみ。


なんだか「野球」に例えてしまって恐縮ですが、

例えば、ダイビングキャッチでピンチを救うファインプレーは「スゴイ!」と賞賛されますが、実のところ、打者のクセやデータをきちんと把握し、打球が飛んでくるであろう位置を事前に予測することで、なんなくキャッチすることがスゴイいことだったりする。

孫子の「戦わずして勝つ」という哲学の中には、そんな「見えない部分こそが大事」というマイントが折り込まれていて、本当にいろんなことが学べるんじゃないかな〜と思います。

…と、僕の浅はかな解説を見てもらうより、実際に『孫子』の内容に触れてもらうのが一番。

ちょっと、いや、かなり難解な気もしますが、それだけに、どれだけでも「自分色」に解説できちゃうのが良い部分でもあったりしますので(笑)、ぜひ一度手にとってみてはいかがでしょうか?

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得する生活。

30半ばのピュアボーイ(笑)にとっては、少々、刺激が強すぎる気もしますが。。。

得する生活―お金持ちになる人の考え方 [単行本] / 橘 玲 (著); 幻冬舎 (刊)

マネー系の著書をたくさん出されている橘玲さんの『得する生活』。こちらは以前にも一度読んだことがあるんですが、ブログにアップしていないこともあり、図書館で借りて再度読み返してみることにしました。

橘さんの著書は、正攻法ではなかなかたどりつかない、お金に関する新たな着想を提供してくれるので、どれも楽しく読ませていただくことが多いんですが、

この『得する生活』でも、そんな「橘玲イズム」が随所に発揮されていて、面白いな〜というのが率直な感想です。

例えば、自己破産に絡む実情とか、カードを使った現金の作り方とか、決して一般大衆向けのメディアには載せられない(載せにくい)、現場の実態ともいうべき内容がリアルに書きしるされていて、

僕みたいな、まだまだ人生の泥臭さを知らない青二才の好奇心を、思う存分かきたててくれる一冊になっています。

…たた、発刊からすでにだいぶ年月が経過していますから、今から読んでもそのまま「使う」には無理のある内容が大半。

あくまで、新たな「考え方」「着想」を得るための「ヒント集」といった感じでしょうか?


「あなたの知らないお金の世界」。そんなちょっとブラックな部分に興味のある方なら、一度目を通してみて損はない一冊じゃないかな〜と思います。

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仕事は楽しいかね?2。

部下の育成に悩むすべてのサラリーパーソンに。…って、フリーの僕には関係ないか(笑)


仕事は楽しいかね? 2 [単行本] / デイル・ドーテン (著); 野津 智子 (翻訳); きこ書房 (刊)

タイトルに『2』とある通り、『仕事は楽しいかね?』という本が先に出ていて、それの続編にあたるのがコレになるわけですが、

実は、『1』の方は、ちらりとしか目を通していません(笑)。

ただ、『仕事は楽しいかね?』というタイトルからすると、なんだか巷にあふれる「軽めの自己啓発本」の類なんじゃないかと思ってしまいますが、

実際の中身はちょっと違っていて、会社の組織運営のあり方、とりわけ上司と部下の関係性について、ストーリー形式で平易にまとめられた面白い内容になっています。

部下の育成に悩むビジネスマンにとっては、結構、耳の痛いお話が多いのではないでしょうか?

例えば、

権限を手放すことも、優れた上司の特徴だ。
それも、ただ手放すんじゃなく、
だれかの手にポンとゆだねるんだ。

とか、

つまり、過ちを犯すこと、
そしてその過ちを認めることでも、
“ほんもの”の上司は良い部下を育て、
やる気にさせることができるんだ。

とか、

仕事は楽しくなくちゃだめだ。
職場から笑い声が聞こえてこなければ、
きみのやり方は間違っている
ということだろうね。

とか。

う〜ん、「言うは易く行うは難し」といった感じでしょうか。。。

ともあれ、部下の育成に悩んだり、上司とのあり方に困ったりした時には、解決法の糸口を与えてくれそうな一冊だと思います。

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テレビが飛びつくPR。

メディアの威力を上手く利用するなら。

テレビが飛びつくPR―予算9万円で国民的ブームを起こす方法 [単行本(ソフトカバー)] / 殿村 美樹 (著); ダイヤモンド社 (刊)

最近、地元・一宮のモーニングを利用した「朝の勉強会」に参加していることはこのブログでも何度かお伝えしていると思いますが、

この勉強会では、一宮近辺で新たなビジネスに取り組む若手経営者たちが、自分たちの得意分野などを持ち寄って、週替わりの講義を実施しています。

で、僕も僭越ながら講義をさせていただく機会があったんですが、その時のテーマが「プレスリリース」でした。

普段、編集やライターのお仕事をしているので、「プレスリリース」というものの存在は、ある意味「当然」のものになっているわけですが、

業界(…という良い方も何だか嫌ですが…)以外の方は、「プレスリリース」というもの自体を知らない。

そんな「世の中の常識」を改めて思い知らされるいい機会にもなりました。

…やっぱり、この業界って結構特殊なんですねぇ〜。


「プレスリリース」と言えば、広告費を使わず、安価でPRを行うための常套手段。

でも、その使い方…という以前に、存在すら知らないというのは、とてももったいないことだと思います。

しかも、プレスリリースをいただく立場からすると、「もう少し切り口を変えれば、新聞や雑誌への掲載率がもっとアップするだろうに…」なんて思うことも多い。

というわけで、その朝の勉強会では、「プレスリリースの受け手の立場から、どんなプレスリリースを作ればいいのか?」という内容で講義をさせていただきました。


その後、地元の新聞にいくつかネタをご提供し、勉強会の参加者からメディアに登場する人も生まれたりして、

それなりに成果を上げることができて、「ギョーカイ人」(笑)としての面目躍如といったところですが、

そんな僕の講義とおんなじような事を書いてあるのが、この本です。

…と、なんだか前置きがとっても長くてすみません。


タイトルは『テレビが飛びつくPR』。あの「ひこにゃん」なんかのPR戦略にも関わった人らしいですが、

なかなかツボを付いていて、実用的な内容じゃないかなと思います。

僕はどちらかといえば「紙媒体」(新聞や雑誌のこと)が専門ですが、この本ではテレビへの情報発信の方法をメインに考えていて、

そのあたりは僕自身も新たな発見があって楽しく拝見させていただきました。


「広告費を極力使わずに、自社の商品をうまくPRする方法は?」

そんな悩みをお持ちの方には、一つの答えを提示してくれる良書だと思います。

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2010年11月26日

ザ・プロフィット。

これもかなり前の本ですが、間違いなく名著な一冊かと。

ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか [単行本] / エイドリアン・J・スライウォツキー (著); 中川 治子 (翻訳); ダイヤモンド社 (刊)

ダイヤモンド社の『ザ・プロフィット 利益はどのように生まれるのか』です。まあ、かなり有名なビジネス書みたいですので、すでにご存知の方も多いのかな〜と。

本の内容ですが、企業がどのように利益を上げているのかというビジネスモデルを、2人の主人公を描くストーリー仕立てで見せていく構成になっています。

これだけ平易な文体で書かれているにも関わらず、しっかり頭を使わないと理解できないわけですから、本来ならもっと難解で読むことすら嫌気がさす内容なんじゃないかと。

それをストーリーにして読ませるあたりに、この本の意義があるのかな〜と感じます。

フリーライターのビジネスモデルには、直接的に利用できる部分は少ないような気もしますが、

取材対象者である企業が、一体どのようなビジネスの仕組みで利益を上げているのかを分析する意味では、とても有益な情報が満載されている気がします。

巻末には「必読書」リストが掲載されているので、こちらもぜひ読んでみたいな、と。

もし「既存のビジネスモデルを見直したい」とお考えの方がいらっしゃるようでしたら、読んでみて決して損はない一冊だと思います。

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2010年11月24日

組織の不条理。

キターーーー! 今年のベスト・オブ・名著…かも。

組織の不条理―なぜ企業は日本陸軍の轍を踏みつづけるのか [単行本] / 菊澤 研宗 (著); ダイヤモンド社 (刊)

勝間さんって、最近、一時の勢いがなくなってきた感もありますが、個人的には勝間さんの著書にある「おすすめのビジネス書」から次の候補を選ぶことが多く、なかなか重宝させてもらっているんですが、

で、この本もそんな「おすすめ本」から選んだ一冊。それがなければ、こんな本、多分一生手に取ることなかったでしょうね(笑)

ダイヤモンド社の『組織の不条理』。著者の方は、慶応大学で商学博士になられた後、防衛大学の教授になった方のようで、会社の経営や組織論などがご専門みたいです。

で、本の内容は?というと、サブタイトルに「なぜ企業は日本陸軍の轍を踏みつづけるのか」とあるとおり、第二次世界大戦の日本陸軍の戦いを、「最新の組織の経済学」の視点から振り返り、その上で、現在の企業経営に役立てていく、というのが大きな流れになっています。

そのため、本の前半は、第二次世界大戦の「ガダルカナル戦」「インパール作戦」と、「ジャワ軍政」「硫黄島戦・沖縄戦」の解説が続くんですが、

予想を反して、これがとても興味深い。

戦争を知らない世代ということもあり、戦いの名称自体も把握していなかったわけですが、この本では、具体的に戦いの展開を解説してくれていて、戦争を知る意味でも非常に勉強になります。

その後、後半では、具体的な事例を交えて、「ではいかに組織の不条理を未然に防ぐのか」という部分へと進んでいくわけですが、

まず大前提として、「人間は完全合理的に行動するのではなく、限定合理的に行動する」ということを理解する重要性を説いています。

人間というのは、基本的に限られた情報のなかでしか合理的に行動できません。

例えば、ビジネスシーンを考えてみても、自分の状況については100%把握できたとしても、取引先や顧客の情報などはその全貌を理解するのは100%無理でしょう。

これがベストの選択だ!と進んだ選択肢も、常に、部分的な情報に基づいた「限定的な合理的選択」でしかない、というわけです。

だから、最も大切なのは、「自らが無知であること」「常に誤りうること」を自覚すること。

成功事例も、失敗事例も、常に「限定的な合理性の産物」であることを認識し、現状に対する「批判的な検証」を繰り返すことの重要性を指摘しています。


…と、解説しはじめると延々と続いていきそうなので、ぜひ興味のある方はご一読を!

図書館で借りましたが、久々に「読了後も改めて買っておきたい!」と思わせる一冊でした。

posted by もっぴ at 05:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

生き方。

タイトルを見て、相方に苦笑いされました。。。

生き方―人間として一番大切なこと [単行本] / 稲盛 和夫 (著); サンマーク出版 (刊)

確かに、内容を知らずしてこれを真剣に読んでいる友人がいたら、「大丈夫? 何か悩みでもあるの?」と思わず声をかけたくなってしまう。それぐらいストレートなタイトルの一冊。

サンマーク出版の『生き方』。このブログにも何度が登場しましたが、京セラの創業者にして、現在はJALの再生請負人でもある、稲盛和夫氏が書いた本です。

生き方。

あまりに漠然とし過ぎていて、普段あまり考えたこともないトピックだと思いますが、

改めて思い返してみると、「じゃあどんな生き方がいいのか?」って難しい命題ですよね。

そんな人生のテーマともいうべき難題に、稲盛さんが丁寧に答えを与えてくれています。


・努力を重ねれば平凡は非凡に変わる

・現場で汗をかかないと何事も身につかない

・つねに内省せよ、人格を磨くことを忘れるな

・どんなときも「ありがとう」といえる準備をしておく

・「他を利する」ところにビジネスの原点がある


などなど、タイトルを拾っただけでも、思い当たる節がある方も多いのではないでしょうか?

全般的に稲盛さんの宗教観とも繋がる部分が多く、その当たりはやや好みが分かれる部分かもしれませんが、

単なる小手先のテクニック論ではなく、社会人としての「心構え」を説くような、より人間の本質に訴えかける内容になっています。

結局は「努力」「誠実」といった当たり前のことが継続できるかどうか。それが一番なんだなと改めて感じさせられる一冊です。

仕事や日々の暮らしに疲れた時、パラパラと読んでみるといい本かもしれませんね。

posted by もっぴ at 05:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本人が知らなかったETF投資。

ファイナンシャルプランナー的な一冊。

日本人が知らなかったETF投資 [単行本(ソフトカバー)] / カン・チュンド (著); 翔泳社 (刊)

こちらはファイナンシャルプランナーのカン・チュンドさんという方が書いた一冊。最近ではかなりポピュラーになってきた「上場投資信託」(ETF)に関する解説本です。

…って、ここで、僕もFPらしくお金にまつわるお話。

基本的にお金を増やす方法というのは、3つしかありません。

@収入を増やす

A支出を減らす

B投資をする

そう、たったこれだけ。この3つに全てが凝縮されているといって過言ではありません。

で、この本は、言わずもがなBについてのお話。特に「投資」というものに興味をお持ちでない方は、全くもってスルーしていただいて問題ない一冊です。

ただ、この本で行う投資対象は「世界」。しかも「長期投資」を前提に話をしていますから、今まで「なんだか投資って怖い…」と考えていた方こそ、興味を持って読んでもらえる内容ではないでしょうか?

要は「これから成長する世界全部を買って、ちょっとずつ成長していく経済の果実を長い目で受け取っていく」ということ。

で、「安い手数料」という投資コストの部分に着目して選んだのが「ETF」というわけです。

投資というのは、未来が予測できない以上、投資を行う人の実力よりも「運」が大きく左右するものです。

ただ、一定の傾向というのがありますから、それを見越した上で、投資コストの部分をいかに削るのかが成否の分かれ道になるわけです。

一番良いのは、いろんな株式の現物を長期間保有することかもしれませんが、それにはそれなりの資金的余裕がいる。

というわけで、より手軽で手数料の安い「ETF」という選択肢が出てくるわけです。

…と、これ以上の詳しいお話は本に譲るとして、自分も含めてこれからの若い人たちは、こうした「投資」に対する知識も磨いておいて損はない、というのは間違いなさそう。

若干古い本なので具体的な銘柄などは最新の情報をチェックした方がいいと思いますが、興味をお持ちの方の入門書としてはなかなかの一冊だと思いますので、ぜひ手に取ってみると良いと思いますよ。

posted by もっぴ at 04:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月22日

菊とポケモン。

タイトルに惹かれまして。

菊とポケモン―グローバル化する日本の文化力 [単行本] / アン アリスン (著); Anne Allison (原著); 実川 元子 (翻訳); 新潮社 (刊)

なんだかseesaaブログのアフィリエイト設定の仕方が変わってしまって、本の画像だけが表示されるようになってしまいましたが、

本のタイトルは『菊とポケモン グローバル化する日本の文化力』。原書の題はぜんぜん違うニュアンスみたいなので、日本向けのアレンジしたんでしょうが、なかなかキャッチーで目を引くタイトルですよね。

で、肝心の中身は?というと、日本の文化、とりわけゲームや特撮ヒーロー、アニメなどのいわゆる「オタク文化」にスポットを当てたもの。

日本の文化を「クール」と捉える外国人の思考や、これらのコンテンツがどのようにアメリカへと浸透していったのかなどを、外国人である著者の目線から分析した一冊になっています。

その手の流れに興味のある方には、なかなか面白い一冊なのではないでしょうか?

ちなみに、学生時代からどっぷり「ゲーム・マニア」だった僕にとっては、ポケモンの歴史やその後の世界展開について、結構知っている部分もあったので、あんまり目新しい内容ではなかったような…。

それにしても、ポケモンの威力というのは本当にスゴイ!

フリーライターになってから、今の相方と一緒に、タイのバンコクに旅行に行った時のこと(2005年ぐらいだったかな?)、

旅行の終盤、バンコクの郊外でふらっと街中の寺院に入ると、大勢の小学生らしき子供たちが遊んでいました。

で、その子たちが握りしめていたのは大量のポケモンカード。

日本人だと分かると、しきりに「ピカチュウ」のカードを見せてきて、

言葉の全く通じない異国の子供たちと、なんだか交流を図ることができちゃったりして、

「日本のアニメやゲーム文化の力ってすごいな〜」と痛感したのを覚えています。


それからだいぶ経ちますから、実際に「今の日本文化の浸透度」を推し量ることはできませんが、いずれにしても、まだまだ日本が生み出すコンテンツにはいろんな可能性が秘められていそうな気がします。

日本に住む1人のオタクとして(笑)、もっと世界中にいろんな文化が発信されたら、純粋に楽しそうだな〜と思いながら読んだ一冊でした。

posted by もっぴ at 16:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月17日

マネー・ボール。

いや〜、これは面白い! 今までなんで読まなかったんだろ。


マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男

マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男

  • 作者: マイケル・ルイス
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2004/03/18
  • メディア: 単行本




たぶん野球ファンの方には、あえて語るまでもない作品だと思うんですが、大リーグの中で最も資金的に恵まれていない球団の一つだった貧乏球団・アスレチックスを、

限られた予算の中で効率的に有望な選手を獲得することで、常勝軍団へと作り変えたカリスマゼネラルマネジャーにスポットをあてた一冊。

最近、スポーツライター的な仕事はとんとご無沙汰ですが、この本を読む前と後では、野球に対する見方もだいぶ変わるような気がして、

改めて「野球って奥が深いな〜」なんて考えさせられたりします。

この本に登場するゼネラルマネジャー・ビリービーンが、選手を獲得する際に注目するのは、ちょっと変わった成績です。

例えば、出塁率、四球、長打率など。

守備に関する数値はバッサリ切り捨てていますし、

盗塁数に至っては、アウトになる危険を冒す行為であると捉えて、マイナスの要素に上げているぐらい。

本当にユニークな着眼点だな〜と感心します。

優勝までの道筋を、具体的な勝利数で表現したり、その勝利数のためには、どれぐらい得点し、どれぐらいの失点に収めればいいのかを分析したり。

ビジネスにも応用できそうなアプローチがたくさん含まれているような気がします。

野球好き、論理的な思考が好きな方には、とても面白い本だと思いますね。



…まあ、僕が、基本的に野球好きだからかもしれませんが。。。

posted by もっぴ at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする